この記事では、アニメ・漫画沼20年のたかねぎがどろろ:最終回考察!百鬼丸の旅の意味とは?をご紹介しています。
「どろろ」の最終回について、原作、1969年版アニメ、2019年版アニメ、実写版、ゲーム版それぞれをご紹介しています。
どろろがどんな話なのか、概要はこちらの記事でわかりやすく解説しています
どろろ:あらすじ・声優・どろろ・百鬼丸・みお・最終回・海外の反応などをファンが徹底解説!
どろろ:最終回を原作からご紹介
醍醐 景光は、屋敷で百鬼丸がぬえを倒す騒動のさなか、残忍な仕打ちで苦しめ続けられてきた村人によって砦を占領された末に放逐され、妻と一緒に去ります。縫の方は、最後まで母と呼ばれることはなく、百鬼丸も苦しんできたのは自分だという態度を崩さなかったです。
どろろの性別が伏せられ、少年であるかのように描写されていたが、最終話で女の子であることが明かされます。百鬼丸は魔物をすべて倒す前にどろろと別れ、50年後に魔物像が奉ってあった地獄堂が戦火で消失します。
どろろ:最終回を1969年版アニメからご紹介
1969年版アニメでは、どろろを村に残し、百鬼丸は独りで旅を続け、最後の魔物である景光を倒します。景光は自らの体を差し出そうとするが、自分の体が人でなくなっていることを知り発狂し、百鬼丸に斬り捨てられます。
百鬼丸は最後の魔物を倒した後、失われた身体の部位をすべて取り戻すが、どろろと再会することもなく姿を消します。
どろろ:最終回を2019年版アニメからご紹介
アニメ「どろろ」の最終回で、百鬼丸と多宝丸は激しい戦いを続けていました。しかし、百鬼丸は戦いの最中に多宝丸の胸に空いた穴を見て、憎しみに溺れ鬼神となってはいけないと思い止めました。多宝丸にとどめを刺すことなく、兄弟の確執は解けました。
最後の鬼神は多宝丸に取り込まれますが、力を振り絞り鬼神の力に逆らい、百鬼丸の眼を自ら抉り取りました。そして、百鬼丸は目を取り戻しますが、燃えて崩れた天井が落下してきて百鬼丸は倒れます。縫の方と寿海が救い出し、城からの脱出を手助けします。
城から抜け出した後、百鬼丸は対峙していた景光に殺すことを拒否し、人として生きるよう諭し去っていきます。アニメの終わりには、百鬼丸は旅に出てしまいますが、どろろは彼が戻ってくることを信じ、自分の生きる道を模索しながら待ち続けることを誓います。
どろろ:最終回を実写版からご紹介
主演は妻夫木聡さんと柴崎コウさんで、舞台は異世界です。どろろと百鬼丸は共に旅をするようになり、20体以上の魔物を倒します。百鬼丸は醍醐景光を倒し、多宝丸は城主となります。
百鬼丸は城に残らず、残り24体の魔物を討つために、どろろと旅立ちます。第2弾は制作されることなく、打ち切りとなった模様です。
どろろ:最終回をゲーム版からご紹介
百鬼丸は妖怪退治をして、奪われた体の部位を取り戻していきます。最後の一体がどろろの身体の中にあると知り、どろろの中の魔物だけを倒す方法を探しに、どろろと別れて旅立ちます。
数年後、百鬼丸は年頃の娘となったどろろと再会し、どろろの中にいる魔物だけを倒した百鬼丸に「ありがとう」と言って、腕にすがります。物語は幕を閉じます。
どろろ:最終回の2019年版アニメの考察
・最終回の2人のおっかちゃんと弟との別れについて
縫の方は百鬼丸との過去の後悔や、気意識に愛を注げていなかった多宝丸と共に死を選んだのではと考察できます。多宝丸は、自身が身に宿した鬼神のせいで側近や命を失ったことから死を選びました。一方、寿海は過去に多くの人を殺した罪から逃れられず、死に場所を求め続けていたことから推察されます。
・百鬼丸の旅立ちについて
帰ってこない百鬼丸を心配するどろろに「あの子はやっと生まれたとこなんだ、これから人の道を歩きなおさなきゃならねえ。そいつを確かめてえんだろうよ」と琵琶丸が諭すシーンがあります。やっと体をすべて取り戻した百鬼丸は、鬼神にならずに自分が人として生きていく道を探る旅に出たのではないかと考察できます。
・どろろのその後のストーリーについて
ネット上では続編の可能性はないという感想が多数見られます。原作が未完でストーリー上の制約はないものの、アニメでは百鬼丸が身体を取り戻し、過去の因縁に決着をつけ旅に出たところで完結しています。再会が明確にされていないことから余韻を楽しむべきという意見もありますが、美しく成長したどろろと青年になった百鬼丸が戦乱の世を生き抜く姿を見たいという意見もあります。
どろろ:最終回考察!百鬼丸の旅の意味とは?のおさらい
「どろろ」の最終回について、原作、1969年版アニメ、2019年版アニメ、実写版、ゲーム版それぞれを紹介しています。原作では景光が放逐され、どろろの性別が明かされます。
1969年版アニメでは百鬼丸はどろろを村に残し、最後の魔物である景光を倒した後、どろろと再会することもなく姿を消します。2019年版アニメでは、兄弟の確執が解け、百鬼丸は対峙していた景光に殺すことを拒否し、どろろは彼が戻ってくることを信じ、自分の生きる道を模索しながら待ち続けることを誓います。
実写版では、百鬼丸は旅に出てしまい、第2弾は制作されず、ゲーム版では百鬼丸は数年後、年頃の娘となったどろろと再会し、物語は幕を閉じます。