この記事では、アニメ・漫画沼20年のたかねぎが男おいどん:最終回|松本零士の傑作漫画の結末とは?をご紹介しています。
男おいどんの最終回について、なぜ打ち切りになったのか?実写化されなかった理由、最終回の考察についてご紹介していきます。
男おいどんとは
「男おいどん」は、松本零士による漫画であり、四畳半の下宿生活を描いた『大四畳半シリーズ』の一作品です。この作品は、松本零士の代表作の一つであり、彼の作品の中でも特に人気が高いです。
主人公の大山昇太は、貧しい生活を送りながらも心豊かな人柄で、彼の人生の様々な出来事を通じて、読者に多くの教訓を与えます。松本零士は、自身の下宿生活中に患ったインキンタムシの経験を元に、自身の体験談を基に描かれた作品であり、作者の人間観が強く反映されています。
「男おいどん」は、広い世代から愛される作品です。主人公の大山昇太の貧しい生活が描かれた物語は、多くの読者に共感を呼び、彼の人柄に惹かれる人も多いです。松本零士の人間観が強く反映されており、読者に多くの教訓を与える作品となっています。
最終シリーズは未来の地球と宇宙が舞台となり、『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』、『宇宙海賊キャプテンハーロック』に繋がる金字塔的な作品となっています。このように、本作は、松本零士の作品の中でも重要な位置を占める作品であり、多くの読者から愛され続けています。
男おいどん:あらすじ
『大四畳半シリーズ』の一作『男おいどん』は、貧しく正直な浪人生活を送る大山昇太を描いた作品です。昇太の周囲には様々な女性が現れるが、彼の貧困な生活と不器用さが邪魔をし、結局寂しい結末となります。
彼は雨が降ればサルマタケを食べ、バイトを決めてもことごとく失敗します。しかし、彼は前向きで逞しく、狭い自室を「大四畳半」と形容し、ラーメン屋の夫婦の励ましや好物のラーメンライスを食べながら自身を奮い立たせます。
この作品は、作者の自叙伝的な要素が強く反映されており、若い読者を中心に大きな反響を呼んだ傑作です。
男おいどん:最終回にいたった経緯を松本零士のコメントからご紹介
松本によると「正直こんな漫画が売れるとは思わなかった」という。なかなかヒットに恵まれず、しかし週刊マガジンという大きな舞台で描く事になり、半ば開き直って執筆を開始した。
主人公が久留米出身の短足眼鏡であったり、ラーメンライスを好み、インキンタムシに苦しめられ、押し入れのパンツにキノコを自生させるなど、自身の体験談を元に描かれた自叙伝的な漫画であるが、ギャグとペーソスを交えた昇太の姿を執筆するうち「自分もこのような体験をしている」と多くの読者から似たような情けない男の体験談が寄せられ、それが多くのエピソードのヒントになったとインタビューで述べている
ただ執筆を続けていくうちにどんどん話が広がっていってしまい「話が無限大になってしまった」ことから、「ケジメが付かなくなる」として松本の方から編集部に「連載をやめさせてくれ」と打ち切りを申し出たという。
松本によれば自分から連載打ち切りを申し出たのはこの時が初めて[3]。
引用元:Wiki 男のおいどん
「男おいどん」を初めて読んだのは、高校受験に失敗して高校浪人をしていた時でした。県立高校に不合格になった時、父親が母屋から持ってきてくれました。当時の私は、他人と同じペースで進めないことを恥じかしく、思っておりました。
しかし、この作品の主人公を知ってからは、力をためる時期があってもいいじゃないかと考えられるようになれました。私自身も現在でも同期に後れを取ってしまっています。「男おいどん」は立ち止まってしまった時に、読み返すようにしています。
私のように、立ち止まってしまっていると感じている方に、勇気を与えてくれる作品です。機会がございましたら是非読まれてみてください。
男おいどん:最終回後に製作が予定されていた実写版がとん挫した理由
80年代に一度実写版映画化の話があったが、主演の予定の配役が「郷ひろみ」だったため、原作者の松本が「郷さんに恨みはないが」と前置きした上で、「昇太はいつも郷ひろみのような二枚目を『ちきしょーちきしょー』とくやしがっていたのにそれじゃあ、あまりに昇太が可哀相だ」と納得しなかったため中止となった。
引用元:Wiki 男おいどん
確かにモテない男=昇太みたいなイメージは、私にもありますね。確かに「郷ひろみ」は、イケメンすぎです。
男おいどん:最終回について考察
すべてを残したまま、下宿から消えてしまいます。彼がどこに行ったのか、どうしてしまったのか、謎のままです。しかし、守り神も部屋に残したままです。ラーメン屋への付は払い、大家のおばちゃんにお礼を済ませてはいますが、2-3年分の家賃滞納は健在です。
義理堅い昇太のことですから戻ってきたのではないでしょうか。最終回後のストーリでは、何世代後かの昇太が描かれていることから翔太らを永遠のキャラクターとして描きたかったのではないかと考えます。
男おいどん:最終回|松本零士の傑作漫画の結末とは?のおさらい
最終回は、昇太がすべてを残したまま下宿から消えてしまい、彼がどこに行ったのか、どうしてしまったのか、謎のままです。ラーメン屋への付は払い、大家のおばちゃんにお礼を済ませてはいますが、2-3年分の家賃滞納は健在です。 松本零士は、何世代後かの昇太が描かれていることから翔太らを永遠のキャラクターとして描きたかったのではないかと考えられます。この作品は、多くの読者に勇気を与える作品です。実写版映画化の話もありましたが、郷ひろみのイメージが合わなかったため、中止になってしまいました。