この記事では、十字架のろくにん :完結?ネタバレを含む最後のラストシーンの結末!|ファンが徹底考察!?をご紹介しております。
「十字架のろくにん」ですが、2024年5月現在、完結しておりません。
十字架のろくにん とは
『十字架のろくにん』とは、サスペンス漫画で、著者は中武士竜先生です。物語は、壮絶ないじめを受けた小学生、漆間俊(うるましゅん)が、復讐に燃える姿を描いています。
主人公は、小学生時代に受けた壮絶ないじめによって家族を失い、唯一の支えであった弟も植物状態に陥りました。この経験から、俊は復讐を誓い、第二次世界大戦中の秘密部隊に所属していたおじいちゃんから徹底した指導を受けます。
第一章では、小学生時代の俊が、至極京(しごくけい)を中心とするグループから壮絶ないじめを受ける日々が描かれます。至極らの計画による事故で両親を失い、弟も植物状態に陥ります。
俊はおじいちゃんに引き取られ、復讐の念を抱きます。高校生になった俊は、至極らへの復讐を決意し、行動に移します。
第二章では、俊が復讐を果たした後、警察に拘束され懲役刑を受けます。出所後、記憶喪失状態の俊は、川で死体遺棄を行っていた医者の北見高梧(きたみこうご)と出会います。俊は北見とともに、川奈美々(かわなみみ)を加えた「ジュージカ」という団体で嘱託殺人を行いながら、失った記憶を取り戻していきます。
『十字架のろくにん』は、『別冊少年マガジン』で2020年4月号から連載が始まりましたが、第1巻の売上が伸び悩みました。2020年11月号まで連載された後、『マガジンポケット』に移籍し、連載が再開されました。
第2巻の電子書籍が高い売上を記録し、2021年3月時点で累計閲覧話数が1300万回を突破しました。2022年3月時点で、累計部数は100万部を突破しています。
物語のテーマは、壮絶ないじめとそれに対する復讐です。主人公の俊が、自らの過去と向き合いながら、復讐の道を進む姿が描かれています。
十字架のろくにん :完結しているか?をご紹介
「十字架のろくにん」ですが、2024年5月現在、完結しておりません。
講談社が運営する「マガジンポケット」にて絶賛連載中となります。なお、元々は進撃の巨人と同じ「別冊少年マガジン」にて2020年4月号から連載を始めましたが2020年11月以降は「マガジンポケット」に移籍いたしました。
十字架のろくにん :打ち切り説が浮上した理由をご紹介
前述したとおり、本作は「別冊少年マガジン」で連載を始めましたが、途中から「マガジンポケット」へ移籍しております。その理由がズバリ、単行本の売り上げが振るわなかったことです。
本作は「別冊少年マガジン」で行われた「絶望コンペ」を通過した作品であり、進撃の巨人以来の大作として期待されていましたが、期待を込めて発売した単行本1巻があまり売れなかったようです。理不尽ないじめ描写と凄惨な復讐描写等、話全体が鬱なのに進撃の巨人のようなワクワクするような謎もなかったため「別冊少年マガジン」の読者層にはマッチしなかったのでしょう。
その後、「別冊少年マガジン」から「マガジンポケット」に移籍したのですが、この時に一度打ち切りされたことが、打ち切り説が浮上した理由となります。
なお、移籍した理由ですが、元々「別冊少年マガジン」の作品は「マガジンポケット」にも載っており、単行本の売り上げは低かったものの「マガジンポケット」での売り上げが良かったため移籍したようです。
移籍後は単行本の売り上げも100万を超える等、人気作へとなりました。
十字架のろくにん :作者の現在・連載再開をご紹介
「十字架のろくにん」作者の「中武士竜」先生ですが、急病のため2023年12月から2024年2月まで休載していたようです。病気の状況は詳しくはわかりませんが2024年5月現在では普段通りに連載を続けていますので大きな病気というわけではないと思われます。
なお、「中武士竜」先生はX(Twitter)やインスタグラムをやっており、休載の際は特に告知はありませんでしたが、2024年2月1日に連載再開をイラスト付きでポストしております。
十字架のろくにん :つまらないと話題?をご紹介
「十字架のろくにん」は人を選ぶ作品です。いじめに対する復讐と言ったテーマが非常に重く人によっては「怖い」という意見もあります。特に復讐の手段として拷問を用いる場面はグロテスクで抵抗のある人にとってはかなりきつい描写となっております。
話の内容も主人公が復讐のために標的に近づき、復讐すると言った単調なものになっておりますので復讐が苦手な人にとってはつまらないと感じる人もいるかと思われます。
また、5人のうち4人まで復讐を成し遂げた後始まった第2章からは話を引き延ばしているようにも見て、ネット上では第2章からつまらなくなったという意見もありました。
当初の目的である家族を殺した5人への復讐から少しずれてきてしまっているためつまらないと感じる人も多いのでしょう。
十字架のろくにん :最新刊15巻はいつ発売?をご紹介
「十字架のろくにん」最新刊の15巻ですが、2024年5月9日に発売されました。急病で12月から休載していた影響のため、この15巻の発売が今年初の新刊となります。
次の最新刊はおそらく通常ペースに戻りますので2、3か月ほどで発売になるかと思います。
十字架のろくにん :完結?ネタバレを含むあらすじ・見どころをご紹介
「十字架のろくにん」ではかつてのいじめっこたちに家族を殺された復讐をする物語です。
主人公、漆間俊(うるま しゅん)は小学生時代、5人の同級生によって壮絶ないじめにあっていました。首を絞められて殺されかけたり、拾った野良猫を殺されたり、とにかく酷いいじめを受けていました。
そんないじめに耐えかねた主人公は家族と共にこの地から離れることになりましたが、いじめっこたちのリーダーで頭脳である至極京(しごく きょう)が家族を罠に嵌め交通事故を装い殺してしまいました。
両親を殺され、最愛の弟も植物人間状態になってしまい俊は5人に復讐することを決心いたします。俊が復讐のために頼った祖父はかつて旧日本軍の拷問部隊(北山部隊)出身で復讐を誓った俊に特殊部隊の技能を教えるのでした。
そして、復讐を誓ってから4年後、俊はついに復讐のために動き始めるのでした。
この作品の見どころは家族を殺した悪を、あらゆる手段を使って殺し復讐を遂げるというところです。内容はグロテスクですが、ムカつく悪を主人公が裁くシーンはとてもスカッとしますね。
十字架のろくにん :完結?最新刊(漫画)のネタバレを含むストーリーをご紹介
14巻のラストで東千鶴が革命倶楽部に入った白川純に拉致され、かつて死んでしまった双子の妹の復讐のために俊の目の前で千鶴が殺されてしまいました。
純に千鶴の復讐をするために一人で純を殺しに向かいます。しかし、実は千鶴が生きており、純を説得しようとしていましたが、純はもう後戻りできないほど罪を重ねていました。
しかし、最後の最後に昔を思い出した純は拳銃を使って自殺しました。
このように純から始まった革命倶楽部とのいざこざはひと段落いたしましたが、偽物の純が警察に捕まったり、警察内部でも革命倶楽部の調査を打ち切る話が上がったりと革命倶楽部という組織の根の深さが知らされます。
純の信者たちのうち、洗脳が解けたため唯一生き残った松嶋かなめは百木という人物によって無理やり整形されたことを俊たちに伝えジュージカに復讐してほしいと依頼しました。また、俊たちは革命倶楽部の本部の位置が、かつて俊が通っていた小学校であることを知ります。
十字架のろくにん :完結?ネタバレ①復讐相手は誰ですか?をご紹介
復讐相手は5人です。5人の中で一番体格が大きく暴力担当の久我大地(くが だいち)、ヤリチンと呼ばれるほど札付きのプレイボーイでイケメン担当の右代悠牙、5人の中で一番単純でパシリ担当の円比呂、いじめ好きで虫や小動物を殺すのが好きなおもちゃ担当の千光寺克美、そして、5人のリーダーで悪意担当の至極京。
5人はそれぞれ俊に対して壮絶ないじめを行っており、さらには俊の家族を事故に装って殺しています。4年たっても5人は反省することもなく、罪を重ねていたり開き直っていたりといわゆる救いようのない状態でした。
そのため、俊は5人に復讐することを再度決意するのでした。
十字架のろくにん :完結?ネタバレ②東千鶴が死亡をご紹介
物語のヒロイン枠として冒頭から登場していた千鶴ですが、単行本の14巻、15巻にて死亡(?)という事態に陥りました。
俊の復讐相手である至極京、彼が作った革命倶楽部は表向き自己啓発セミナーですが、その実態は洗脳だったり、拷問だったりを行うカルト宗教のような組織でした。そんな革命倶楽部に所属し双子の妹が死んだ恨みを晴らそうと俊の敵として立ちはだかった白川純が俊への復讐のために用意したのが東千鶴でした。
純は至極京によって洗脳されたのか双子の妹である要(かなめ)が死んでしまった理由が俊のせいであるとし、俊の大切な人である千鶴に対して妹と同じような目に合わせようとしました。そしてその結果、俊の目の前で千鶴は殺されてしまいます。
俊は千鶴を殺された復讐をするために純を殺しに向かいますが、実は俊の目の前で殺された整形で千鶴の顔に似せただけの偽物でした。俊と純の最終対面に割り込み、純を説得し、最終的には純が自殺して解決いたしました。
十字架のろくにん :完結?(漫画)・結末のファンの予想をご紹介
いじめっこたち5人への復讐から始まった本作ですが、単行本も15巻になりもうすでに物語は佳境へと入っております。
15巻のモノローグでは“最後の復讐”と称され、さらには革命倶楽部の本部が、かつて俊が通っていた小学校ということもあり、物語はいよいよラストスパートだと思われます。
最後の標的である百木と至極京ですが、ここで気になるのはこの二人がどのように最期を遂げるのかですね。百木はおそらく呆気なく死んでいくような気がしますが、至極京の方はこれまで蓄積されたすべて復讐ということもあって俊も本気で取り掛かることでしょう。
また、次に気になるのは復讐を遂げた後どうなるかですね。千鶴の存在もあってこのまま幸せになるというエンディングも考えられますが、作品のタイトル名にも「十字架のろくにん」とあるように俊は復讐を終えたあと、自らその罪を償うのではないかとも思われます。
そうなってしまうと報われない物語になってしまいますが、ここは作者の匙加減次第かなと思います。どうであれ、スッキリとするような結末が良いですね。