この記事では、マギ :完結?最終回、ネタバレを含む最後のラストシーンの結末!|ファンが徹底考察!?をご紹介しております。
週刊少年サンデーで2009年に連載がスタートした「マギ」は、2017年に幕を閉じました。その物語は全37巻にわたり、多くのファンに支持されています。最終回では、予想もつかない結末が待っていて、読者を驚かせました。
マギとは
『マギ』は、大高忍先生によって描かれた冒険活劇の漫画です。2009年から2017年まで『週刊少年サンデー』で連載されました。この作品は『千夜一夜物語』を基にしており、登場人物の名前の多くもここから採られています。
話数は「第○夜」と表現され、読者にはその一夜一夜の冒険が語られます。
作品は、2500万部以上の発行部数を記録し、2013年には少年向け部門で小学館漫画賞を受賞しました。大高忍のこの作品は、『ヤングガンガン』から『週刊少年サンデー』への移籍後の初作品とされ、新たな読者層を開拓しました。
『マギ』の魅力は、ただの冒険物語に留まらず、友情、勇気、そして裏切りといった人間ドラマが織り交ぜられていることです。さらに、シンドバッドというキャラクターを主人公にしたスピンオフ作品『マギ シンドバッドの冒険』も人気を博し、こちらもアニメ化されました。
本編と合わせて多くのファンに支持される理由となりました。
アニメ化された『マギ』は、そのビジュアルと音楽が物語性を豊かにし、国内外で高い評価を受けました。アニメは作品のファン層をさらに広げることに成功しました。
マギ :完結しているのか?をご紹介
マギは完結しています。
週刊少年サンデーにて2009年から連載を始めたマギ。
2017年に完結を迎え、単行本は全37巻となります。
物語のモチーフは「千夜一夜物語」。そのため話数の数え方が「第◯夜」となっています。
また登場キャラの名前もこれらに準えて付けられています。
第59回小学館漫画賞では少年向け部門を受賞。
2020年5月時点での累計発行部数は2500万部を突破しており、作品の人気ぶりがわかります。
そしてスピンオフである「マギ シンドバッドの冒険」も連載。マギに登場するシンドバッドをメインとした冒険譚となっています。
こちらは週刊少年サンデーにて2013年から2018年にかけて連載されていました。単行本は全19巻となります。
マギ :最終回がひどいと言われる理由をご紹介
アニメ化もされ、漫画も人気だったマギですが、ネットでは最終回がひどいと噂になっています。
その理由としては「回収がされていない伏線が点が多い」ことがあげられます。
漫画では初期に貼られた伏線をいかに回収するかが見どころです。ファンの中には伏線の考察をされて作品を楽しんでいる方もおられます。それだけ作品の盛り上がりにおいて伏線とは重要な役割を果たすのです。
それが回収されずに作品が終わるとなるとファンとしてはモヤっとしますよね。
しかも伏線は物語が進むにつれ、解決されることで点と点が繋がり面白くなります。点と点が繋がらなければ、それはただの謎でしかありません。
今作でいえばアルバに声をかけていた声の主は一体誰だったのか。過去に出ていた神の多重構造について。最初のシンドリア王国が滅びた理由などの伏線が回収されていません。
また、紅玉に対するアラジンの気持ち等も一切触れる事なく最終回を迎えました。
これがマギの最終回がひどいと言われる所以です。
マギ :打ち切り説が浮上した理由をご紹介
またマギには打ち切り説が浮上しています。
理由としては最後の終わり方が雑・駆け足になっているというのがあげられます。
最終決戦でのシンドバッドとダビデの戦いは、なぜか“話し合い”が主体となっています。
最終的にはダビデとシンドバッドの共通点である「特異点ではあるが故に自分で考えてはいない」という心理をついた事でダビデは言い返せなくなり、戦いは終わります。
要するに「自分の考えではなく周りの為」ということが2人の行動原理だったという結論でした。シンドバッドはそういった背景があることは物語を読んでいる人からすると理解できるものの、悪行が目立つダビデもそうだったのか…と理解が難しく感じる人も多くいました。
本編では詳しく描かれていないダビデの過去ありきの結論となっていることでわかりづらいと感じた人が多かったのでしょう。
これが理由で打ち切り説が浮上したのだと考えられます。
マギ :完結?ネタバレを含むあらすじ・見どころをご紹介
大金持ちを夢見るアリババはある日、少年アラジンと出会います。そして2人で迷宮「アモン」攻略に挑むことになりました。無事に迷宮を攻略した後、2人は解放した奴隷の少女モルジアナとともに、アリババの故郷バルバッドへ向かうことに。
そこで七海の覇王シンドバッドと出会い、彼の治めるシンドリア王国へと招かれます。
シンドバッドから謎の組織「アル・サーメン」の話を聞いたアラジンたちは修行をすることに。この地を訪れていた煌帝国の皇子・錬白龍と一緒に修行をし、迷宮「ザガン」を攻略します。
しかしそこにアラジンと同じマギを名乗る少年・ジュダルが現れます。一行は強大な敵の前に無力にも敗北。その後、彼らは自分は何をすべきかを考え、それぞれの道を歩み始めるようになります。
アラジンは「アル・サーメン」の手掛かりを掴むため、マグノシュタット魔導学院に留学。アリババとモルジアナもそれぞれ修行の道に進みます。そしてアラジンはマグノシュタットと煌帝国、レーム帝国の三つ巴戦争に巻き込まれていくことになるのでした。
マギ :完結?最終巻(漫画)のネタバレを含むストーリーをご紹介
アニメ2期以降(原作第21巻)からの内容をご紹介します。
マグノシュタット編から2年後、シンドリアに戻ったアラジンとアリババはバルバッドへ向かいます。しかし、故郷は煌帝国に占領され、再び戦争の火種がくすぶりつつありました。クーデターを起こした白龍は兄皇子・紅炎と衝突し、王位争奪を兼ねた内紛が勃発します。
この戦いから3年後、一変した世界の中で暗黒大陸から戻ったアリババはアラジンと再会。しかしシンドバッドが暴走を始めたため、アラジンたちは彼を止めようとします。
マギ :完結?最終回(アニメ:第1期)のネタバレを含むストーリーをご紹介
ダンジョンと呼ばれる迷宮を攻略したものだけが特別な力と巨万の富手に入れられる。
チーシャンという村に、馬車の運転手をしているアリババという少年がいました。
彼は借金を返済した後、迷宮を攻略し富を得ることを夢みていました。そんな時、世界中を旅しているアラジンという少年と出会います。ある出来事によりアラジンの持つ笛から出たウーゴくんの存在を知り、共に迷宮を攻略しようと持ちかけるのです。
そして迷宮攻略後、奴隷の少女・モルジアナを解放して、アリババの故郷バルバッドへ向かいます。そこで七海の覇王シンドバッドと出会い、彼の治めるシンドリア王国へと行くことになるのです。
そしてアル・サーメンという謎の組織に対抗するため、3人は迷宮ザガンの攻略を目指します。
ザガンを無事攻略した時、突然マギを名乗る少年・ジュダルに襲われます。そしてジュダル1人に対して3人で挑んでも呆気なく敗北。更なる高みを目指すために3人はそれぞれ修行の道に進みます。
マギ :完結?最終回(アニメ:第2期)のネタバレを含むストーリーをご紹介
迷宮ザガンでの戦いを終え、より一層絆を深めたアラジンたちはそれぞれの目的のためにシンドリアを離れることを決意します。魔法に満ちた国・マグノシュタットの魔法学院に留学したアラジン。
そこでルームメイトのスフィントスや天才魔導士・ティトスたちと出会います。
そんな中、学院長のモガメットは魔導士の国を守るという理想を掲げ、レーム帝国との開戦を宣言するのです。
それぞれが理想とする国のあり方を掲げ、衝突するレーム帝国とマグノシュタット。
そしてモガメットは黒いジンを操るために自らを堕天させてしまいます。
黒いジンを止めるためにアリババも駆けつけます。
しかし空には暗黒点が出現。これを塞がなければ無秩序に黒いジンが解き放たれてしまいます。
そして金属器遣いの助けもあり、何とか暗黒点を塞ぐことに成功したのでした。
マギ :完結?最終回、ネタバレ①アラジンのマギの正体は?をご紹介
アラジンは本作の主人公でマギの1人です。
マギとは時代の節目に現れてはその時代の王を選び、導く魔法使いのこと。他の魔導士と違い、大気中のルフからも魔力を使えるほか、迷宮を出現させることができます。
1時代に3人しか現れないなか、アラジンは例外的に4人目として登場しました。
そしてアラジンは巨大なジン「ウーゴくん」を宿した笛状の金属器の持ち主です。アリババと出会い、彼を王の器として認めます。友人としても絶対の信頼を寄せていますね。
世界の脅威を知り、魔導士として魔法を習得しながら成長。本編ラストの頃には背丈も伸び、父ソロモンにそっくりのイケメンになっていましたね。
マギ :完結?最終回、ネタバレ②アリババは1度死亡して生き返った?をご紹介
アリババはかつての仲間・白龍との戦いで白龍の金属器の力によって精神のみ別空間へ飛ばされてしまうのです。
つまり残された肉体は空っぽの状態です。
その機能は徐々に停止していき、最終的には死亡した状態になってしまいます。
しかし精神だけの状態でアルマトランの人々と出会い、同じく体ごと暗黒大陸に飛ばされていたジュダルと共に3年の年月を経て復活を遂げます。
生命維持機能が停止していた彼の身体は、ユナンによって保管されていたため生き返ることができたのでした。
マギ :完結?最終回、ネタバレ③アリババとモルジアナたちが結婚!をご紹介
奴隷から解放してくれた恩人としてそばで支えてきたモルジアナ。
そしていろんな女の子に目移りをしつつもモルジアナとの絆を深めてきたアリババ。
なんと死後復活しモルジアナと再会して早々、家族が欲しいと思ったアリババ。そんな時に思い浮かんだのはモルジアナだったのです。
そしてモルジアナはそのプロポーズを受け入れ無事に2人は恋人関係になります。しかし地形が変わり、ルフや金属器が無くなった世界で人々は復興の真っ最中。そんな状況のため、2人の結婚式はモルジアナの提案で延期となります。
一方アラジンや仲間たちが裏で手を尽くし、結婚式の用意をしていました。アリババは花嫁姿のモルジアナを迎え、物語は大団円で終わります。
マギ :最終回、話題①シンドバットの最後をご紹介
煌帝国の皇位争奪戦争から3年後、世界はシンドバッドの手によって急激に発展していました。そして彼は神による現在の世界を新たに作り変えることを望み始めます。
彼は自身と繋がる魔導士ダビデとともに「聖宮」に乗り込み、番人のウーゴくんを追放してしまいます。
そして世界中の人間のルフを書き換えて思想を統一し、ルフに還ろうと全世界に宣言しました。これに対しルフの書き換えから漏れたアラジンたちが立ち上がります。アリババたちはシンドバッドの課す迷宮の試練に立ち向かうことに。
アリババがジュダルや白龍らとともに各軍勢と抗戦する中、アラジンは大峡谷にいるダビデの元へ。両親やウーゴくん、シンドバッドの力を借りダビデと戦います。最後はシンドバッドが必ず戻ると言い残しながら、ダビデとともに消えていきました。
マギ :最終回、話題②ジャーファルの最後をご紹介
ジャーファルは忠臣として最後までシンドバッドを支えていました。
お互いに信用し合っている主と部下の関係がすれ違い始めたのは煌帝国が国際同盟から抜けたときです。
皇帝の紅玉に頭を下げてでも離脱を止めるべき状況なのに、我関せずでした。
シンドバッドを王の器として信じ続けてきたジャーファル。今のシンドバッドは現実から目を背けているように見えます。
シンドバッドに目を覚ましてほしいという一心で訴えますが、結局シンドバッドはアルバと聖宮へ行き、世界を作り変えてしまいました。
ジャーファルの言葉はシンドバッドには届かなかったようです。最後、シンドバッドはダビデと共に消滅しますが、ジャーファルは最後までシンドバッドが戻ってくると信じていました。
マギ :最終回、話題③ジュダルの最後をご紹介
白龍とアリババの戦いの際、アラジンの強力な力魔法で宇宙に飛ばされてしまいます。
これはどんな障害物があっても永遠と進み続ける魔法です。
宇宙に向かってジュダルを飛ばしたので、もう二度と地球に戻ることはできないでしょう。
真っ暗な宇宙でジュダルは自身の最期を感じ、意識が遠いていきます。
ウーゴくんの助けによりどこかの地面に辿り着きますが、そこは地球のルフが干渉できない場所でした。
そこでハニワになったアリババと出会い、マザードラゴンに乗って地球に戻ります。 行方知れずの白龍の代わりに退屈ながらもネルヴァと一緒に行動するジュダル。
最終章では世界の仕組みを変えようとするシンドバッドと対立します。ジュダルは最後、自身のマギという立場に未練を残しながらもマギがいない世界を選沢しました。
マギ :完結?最終回(アニメ・漫画)・結末のファンの感想・考察をご紹介
ここからはマギを読んだ方の口コミをご紹介します。
「王道だけど、だからこそ読んでいてワクワクした。よかった!」
「これぞ少年漫画!面白い!」
という好評な意見がある一方で、
「冒頭は冒険してて面白いけど、後半は政治の話になっていき、理解するのに時間がかかった。難しい。」
「ダンジョン攻略かと思ったらあっさり攻略するし、魔法系かと思ったら魔法もサラッと終わる。政治的な話かと思えば内容としては薄い。」
「最初は良かったけど、尻すぼみした印象。」
といった不評な意見も多く見られました。
個人的にも冒頭はダンジョン攻略に魔法といった王道のストーリーにワクワクして見ていました。しかし後半になるにつれ、政治の話など難しい部分が多く、理解するのに時間を要しました。
回収されない伏線も多く、疑問を残してしまう感じになってしまいましたね。