この記事では、ヒカルの碁:完結?最終回、ネタバレを含む最後のラストシーンの結末!|ファンが徹底考察!?をご紹介しております。
2024年現在、完結しております。「ヒカルの碁」は1999年1月より週刊少年ジャンプにて連載が始まり、2003年7月にはマンガ原作が完結しており、その後も続編はありません。
ヒカルの碁 とは
『ヒカルの碁』とは、ほったゆみ(原作)と小畑健(漫画)の両先生による囲碁を題材にした少年漫画です。
日本棋院所属の女流棋士・梅沢由香里が監修を務め、『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1999年から2003年にかけて連載されました。話数は「第○局」と数えられます。
平凡な小学生のヒカルが天才囲碁棋士の霊・佐為に取り憑かれ、囲碁の世界に巻き込まれる物語です。「神の一手」を目指すヒカルの成長が描かれ、緻密な作画と熟考されたストーリーで人気を博しました。囲碁をテーマにしながらも、話の主軸はヒカルの成長にあります。
囲碁という年配の愛好家が多い趣味を、小学生・中学生に広めるきっかけとなり、囲碁ブームを引き起こしました。この作品をきっかけに囲碁を始め、プロ棋士になった者もいます。日本棋院が全面バックアップし、作品には棋院内部や関連施設、イベントなどが登場します。
作品は二部構成で、ヒカルと佐為の出会いやアキラとのライバル関係を描いた「佐為編」と、その後のヒカルの活躍を描いた「北斗杯編」があります。囲碁については初心者にもわかる程度の基本ルールの説明にとどまり、対局の進行描写や技術解説は省略されています。
囲碁の専門用語やルールを知らない読者でもストーリーが理解できるよう工夫されており、囲碁を覚えてから読み直すと物語をさらに深く楽しめます。作中に描かれる対局は実在の棋戦の棋譜を元にしており、リアルな対局が描かれています。
『ヒカルの碁』は、日本国内外で愛読者が多く、囲碁文化の発展に大きく貢献しました。作品の人気は根強く、2020年代でも多くの囲碁ファンに支持されています。
ヒカルの碁 :完結しているか?をご紹介
2024年現在、完結しております。「ヒカルの碁」は1999年1月より週刊少年ジャンプにて連載が始まり、2003年7月にはマンガ原作が完結しており、その後も続編はありません。
ヒカルの碁 :打ち切りだったのか?をご紹介
最終話が消化不良で終わりましたので、おそらく打ち切りだったと思われます。
「ヒカルの碁」は小学生の進藤ヒカルが幽霊となった天才棋士藤原佐為(ふじわらのさい)を通じて囲碁と出会い、成長していくサクセスストーリーですが、物語でキーパーソンであった佐為が消えてしまってから話が重くなり10話以上に渡って主人公であるヒカルが再起不能になるなど少年マンガとしては憂鬱な展開が続いたためメイン読者が離れてしまったのではないかと予想されます。
その後ヒカル復帰編や北斗杯編に入りますが、サクセスストーリーとは程遠い鬱な展開や熱い展開のお預けが続くため徐々にファンが離れていき打ち切りになってしまったと思います。
大人になってから読むと非常に奥深い話なのですが、メイン読者である少年にとっては佐為が消えてからは少し重いストーリーだったのかもしれません。
また、ネット上では韓国のファンから自国のキャラクターが日本勢に負けたことでクレームが入ったとのウワサもありますがそのエピソードは連載終了直前の内容であるため、クレームが入ったとしても打ち切りとは関係ないと思われます。
ヒカルの碁 :最終回がひどいと言われる理由?をご紹介
「ヒカルの碁」の最終回が酷い原因はやはり、物語の区切りが非常に悪く消化不良感で終わってしまったところですね。
「ヒカルの碁」では当初、塔矢アキラがライバルとしてヒカルの目の前に立ちはだかりますが、物語の終盤では日本代表の仲間として一緒に韓国、中国の棋士たちと勝負に挑むことになるのですが、その際の新たなライバルキャラとして韓国の高永夏(コ・ヨンハ)が登場します。
きっかけは言語の壁によるただのスレ違いから始まったのですが、高永夏が本因坊秀作(佐為)を馬鹿にしたとヒカルが勘違いし、それを面白がった高永夏がヒカルに喧嘩を吹っ掛けたことでライバルとなります。
しかし、作中ではこの高永夏との勝負はヒカルの敗北となり、そのまま連載が終了したため、ライバルキャラに負けスッキリしないまま完結してしまいました。これが酷いと言われる所以ですね。
なお、連載終了後に掲載された番外編で北斗杯のその後が描かれていますが、ファンの間では番外編こそが真の最終回だと言われております。
ヒカルの碁 :完結?ネタバレを含むあらすじ・見どころをご紹介
「ヒカルの碁」は小学生6年生の普通の少年進藤ヒカルが祖父の家に眠っていた碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士の幽霊、藤原佐為と出会うことで囲碁を始めるようになり、佐為のために囲碁を始めていたはずがいつの間にかヒカル自身も囲碁の魅力にハマり、神の一手を目指す物語です。
一番の見どころはやはり、ヒカルが囲碁を覚え才能が開花し強敵を倒していく、サクセスストーリーです。
最初は中学生相手だったはずが、院生というプロを目指す囲碁の塾に通いはじめ、プロ試験に挑み、そしてプロになるという王道ストーリーがテンポよく展開されていくところはとても面白いです。
また、肝心の囲碁の内容ですが、初心者にもわかりやすく表現されており、難しい説明は飛ばし、たまに簡単な囲碁用語で補足されているため、囲碁がわからなくてもヒカルたちどこで行き詰まり、どうやって勝ったのかがニュアンスだけで理解できる作品なのも魅力的ですね。
囲碁は敷居が高いと思われがちで敬遠されやすいゲームですが、この作品をきっかけに囲碁を始めプロになる人もいるなど、社会的影響がとても高い作品でもあります。
ヒカルの碁 :完結?最終巻(漫画)のネタバレを含むストーリーをご紹介
韓国戦に念願の大将として抜擢されたヒカルはついに高永夏(コ・ヨンハ)との北斗杯最後の戦いに挑みます。
元々、塔矢アキラを大将にしていたところを急にヒカルに変わった影響で観客たちだけでなく大会の関係者からも苦言が出るなど逆境的な状況でしたが、韓国の天才棋士に対してヒカルは五分の戦いで善戦し、最後には大将戦として相応しい戦いだったと評価されるまで至ります。
ですが、結局ヒカルは高永夏との勝負に半目で負けてしまいました。負けることでも得られるものは大きいと思いますが、この敗北が最終回となってしまったため、かなり残念な終わり方ですね。
なお、単行本には最終回の他に番外編が含まれており、このうちの「番外編②庄司君っ!岡君っ!」が真の最終回と言われているほど秀逸な話です。
この番外編では視点が打って変わって、とある院生の庄司君と岡君が主人公として描かれます。二人は北斗杯の結果から塔矢アキラとヒカルのどちらが強いか議論を交わし、庄司君はヒカルが強いと言い岡君は塔矢が強いと言って白熱していました。
そんな折、次の若獅子選で庄司君は塔矢と岡君はヒカルと初戦であたることになり、その強さを間近で感じることになりました。二人は塔矢もヒカルも強いということで納得しあい、いつか自分たちもプロになるんだと決意をあらわにするのでした。
視点が変わったことによってヒカルと塔矢の強さとすごさが感じられるとても良い話です。「ヒカルの碁」はこの話を最後に番外編を含めて完全に完結いたしました。
ヒカルの碁 :完結?最終回(アニメ)のネタバレを含むストーリーをご紹介
アニメの話は基本的に原作通りですが、原作でいう北斗杯手前で完結いたします。
最終回では名人戦の一次予選で念願の塔矢との戦いとなりました。二人が出会ってから約2年、二人は互いにライバルとして意識しながらも対局はほとんどでせす、この名人戦の予選がプロとして初めて塔矢とヒカルの戦いでした。
これまでの想いを込めて互いに碁を打ちあう二人ですが、塔矢はヒカルの中に佐為がいることを直感で感じ、昔戦ったヒカルはもう一人の君であると告げます。
ヒカルは佐為のことは塔矢には話しませんでしたが、ずっとライバルであった塔矢に佐為の存在を気づいてもらえて心なしか嬉しそうでした。
この二人の対決の結果どうなったのかは伏せられていましたが、この日を皮切りに二人は本当のライバルとして切磋琢磨しあう関係となるのでした。
アニメはこうして完結いたしました。
ヒカルの碁 :完結?最終回、ネタバレ①進藤ヒカルと塔矢アキラの関係は最後どうなった?をご紹介
二人は真の意味でのライバルとして切磋琢磨しあう仲になりました。この関係になる前は互いに互いを意識しながらも対局はせず、漏れ伝わる互いの情報のみで戦ってきました。
しかし、それも名人戦予選での二人の対局を皮切りに関係が一気に変わり、互いに時間をとって研究しあう等ライバルとして対等な関係を築いています。
そんな二人を表すエピソードとしてしょっちゅう碁会所で対局しあったり、塔矢がヒカルを研究会に誘う等したりしております。最初と比べて二人はとても良いライバル関係になったと言えるでしょう。
ヒカルの碁 :完結?最終回、ネタバレ②佐為は最後復活して戻ってくるのか?をご紹介
佐為は復活しておりません。
ですが、最終回の一コマでまた新しい人に取り憑いたような描写があります。
こちらには考察の余地がありますが、神の一手を極めようとして現世に残り続けた佐為ですが、実はヒカルに佐為と塔矢行洋との戦いを見せるためだけに幽霊として残り続けることができていたことが判明します。
役割を果たした佐為はヒカルの前から消えてしまうのですが、最終回を見る限りではもしかしたら新たに誰かに取り憑くことができたのかもしれませんが、本当のところは作者のみぞ知ることでしょう。
また、もし復活できたとしても以前のようにヒカルと再び出会って言葉を交わすことはできないと思われます。
ヒカルの碁 :完結?最終回、ネタバレ③あかりとヒカルの恋はどうなった?をご紹介
作中では特に進展らしきものはありません。
塔矢アキラとの名人戦予選前に登場し、ヒカルが肩の力を落とすためにあかりと対局するという話もありますが、こちらは佐為がやっていたことをヒカルもやっただけですのでおそらく、恋愛的なものは一切ないでしょう。
その後も特に話はありませんので、こちらも二人が今後どうなるのかは作者のみ知ることでしょう。
ヒカルの碁 :完結?最終回、話題①ヒカルの碁で佐為が消えたのは何話?をご紹介
佐為が消えたのは原作の単行本だと15巻に掲載されている124局です。アニメだと六十局目で消えます。
ヒカルの碁 :完結?最終回(漫画・アニメ)・結末のファンの感想・考察をご紹介
「ヒカルの碁」は碁を知らない人でも楽しめるマンガの傑作のひとつだと思います。碁はかなり複雑なので細かい描写は作中にはありませんが、キャラクターたちの白熱する様は非常にリアリティがあり、自分も碁をやってみたいと強く思えてしまいます。
また、ヒカルがどんどん強くなっていくサクセスストーリーもとても魅力的で何度観ても面白いと思える作品です。
物足りない点があるとすればやはり、最終話が尻切れトンボのように中途半端でもっと、続けてほしいと思ってしまう点ですね。個人的には佐為が消えたことで短くなってしまいましたが、プロになったヒカルの活躍をもっと描いてほしかった、そう強く思いました。