この記事では、ガンツ(gantz):完結?最終回、ネタバレを含む最後のラストシーンの結末!|ファンが徹底考察!?のご紹介をしています。
ガンツ(gantz)、衝撃の最終回。ガンツ(gantz)の正体が明かされ、ファンを驚かせました。たかねぎがその意外な結末をネタバレ含みで解説します。
ガンツ(gantz)とは
『GANTZ』(ガンツ)は、奥浩哉先生によって創られた日本の漫画です。『週刊ヤングジャンプ』で2000年から2013年にかけて連載されました。この作品は、累計発行部数が2,400万部を超えるほどの人気を誇ります。
『GANTZ』の物語は、現実と非現実が交錯する世界観と、死と隣り合わせの緊張感が特徴です。この作品を通じて、奥浩哉さんは「正義とは何か」というテーマを深く掘り下げています。
作品は、テレビアニメ化、実写映画化、フル3DCGアニメーション映画化、舞台化といった形で幅広く展開されてきました。そのため、さまざまなメディアを通じて、より多くの人々にその魅力が届けられてきたのです。
原稿はCGで制作され、作者は「3D漫画」と呼んでいます。技術的な面でも革新的な取り組みがなされており、その精密な描画は多くのファンを魅了してきました。
作者が高校時代から温めていたアイデアは、「夜にみんなで集まって殺しに行く」というもので、それが『GANTZ』独特の雰囲気を生み出しています。
カタストロフィ編での展開は、『インデペンデンス・デイ』の影響を受けており、「僕なりのインデペンデンス・デイ」を目指したと奥浩哉先生は述べています。最終回では、『無敵超人ザンボット3』へのオマージュが感じられ、作品への深い敬意が表れています。
ガンツ(gantz):完結?最終回、見どころをご紹介
ガンツの見どころと言えば、度肝を抜くようなSF設定に手に汗を握るようなアクション、そしてガンツにまつわる人々との人間関係が見どころです。
主人公である玄野は謎の黒い球によって、強制的に宇宙人たちと戦わされます。この戦いはほぼ説明もなしに唐突に始まり、武器も装備も使い方がわからない状態で未知の敵と戦わされます。
普通ならやられてしまうような状況でも玄野や幼馴染の加藤の機転によって窮地を乗り切るところはとても面白いです。
また、物語終盤から始まるカタストロフィ編は本作の集大成ともいえるラストバトルです。圧倒的な宇宙人勢力と玄野たち地球側のまさに人類滅亡を掛けた熱いバトルをみることができます。
ガンツ(gantz):完結?最終回までのネタバレを含むストーリーをご紹介
物語の冒頭で普通の高校生の玄野は偶然、小学校時代の幼馴染加藤と再会しますが電車のホームに落ちた男性を助けるために自らホームに降り、その結果電車に引かれてしまいます。しかし、死んだと思った瞬間、謎の黒い球ガンツがある部屋へと転送されます。
そして、そのガンツによって玄野たちは強制的に宇宙人との戦いに参加することになります。最初は武器も装備も使い方がわからず、また宇宙人との戦い方もわからず苦戦しますが、何度も戦いを続けるうちに自らの闘争本能が覚醒し、どんどん強くなっていきます。
途中で加藤やヒロインが死亡しますが、ガンツには得点を100点取ると再生できるという特典があり、紆余曲折を経て玄野は100点を取ることに成功し見事再生させます。
最後にはカタストロフィという宇宙人たち(巨人族)による地球の侵略が始まり、玄野と加藤はそれに立ち向かい最後には巨人族の英雄である上級兵士を討ち果たすことで勝利します。
巨人族を討ち果たした後、地球へと戻った二人は、玄野はヒロインと加藤は弟とそれぞれ抱き合いたくさんの人たちにありがとうと言われながら終了いたします。
ガンツ(gantz):完結?最終回(漫画)のネタバレを含むストーリーをご紹介
巨人族の英雄である上級兵士のイヴァ・グーンドとの決戦がついに幕引きとなります。
イヴァ・グーンドは突如弟を殺した玄野に決闘を挑み、玄野はそれに応じ最終決戦へと向かいます。仲間たちがイヴァ・グーンドに敗れていく中、玄野だけがガンツスーツの力を最大限に引き出し、ついにはイヴァ・グーンドの殺害に成功します。
勝利しもう戦いたくないと願う玄野ですが、残った巨人族の上級兵士によって宇宙船の自爆が引き起こされてしまいます。これによって地球に移住を望んでいた巨人族の一般人を含むすべてが死亡してしまいます。
間一髪のところで船から脱出した玄野と加藤ですが、海の上に投げ出されてしまいます。しばらくのうちに陸地へとたどり着いた玄野と加藤は迎えに来たヒロインと加藤の弟に抱かれたくさんの人たちからありがとうと言われながら終わります。
ガンツ(gantz):完結?最終回(アニメ)のネタバレを含むストーリーをご紹介
アニメ版はマンガ版の「ネギ星人」「田中星人」「あばれんぼう星人・おこりんぼう星人」までとアニメオリジナルの玄野星人まで放映されました。
初めてガンツに巻き込まれた「ネギ星人」と戦い方が分かった「田中星人」そして、加藤をはじめとする玄野以外の全ての仲間が死亡する「あばれんぼう星人・おこりんぼう星人」の話のあと、最後にはアニメオリジナルの「玄野星人」となります。
前回の戦いで玄野以外全滅してしまったため玄野が仲間だと知る人物はおらず、さらにはガンツからは「玄野星人」として標的として紹介されてしまいます。
なお、アニメ版のガンツでは黒い球の中に人間がおり、前回の戦いの後玄野はその中身を銃で撃っています。おそらく、それが原因で「玄野星人」と標的になってしまったのでしょう。
こうして、始まった最後の戦いですが、仲間の中に殺人犯がいたため、玄野VSガンツチームではなく、ガンツチームの中で殺し合いが始まる内容となりました。
そして、最後またしても一人で生き残った玄野は線路へと転送されると最初自分と加藤を殺した電車を銃で撃ち、絶対死なないと叫びながら終わります。よくわからない終わり方ですが、玄野が生き残りたいという強い意識を持っていたことがわかります。
ガンツ(gantz):完結?最終回(映画版)をネタバレを含むストーリーをご紹介
2011年に実写映画化されたガンツは前編と後編に分かれています。前編は細部の設定は違えど大まかには原作と同じく「ねぎ星人」「田中星人」と戦ったあと、「おこりんぼう星人」で加藤が殺されてしまいます。
ガンツの得点を100点にすることで死んだ人間を復活させることができることを知った玄野は加藤を生き返すために100点を取ることを目指します。
ここまでが前編の内容です。後編から完全映画オリジナルの展開となります。
ガンツでの戦いを続ける中、玄野のもとに新たに「黒服星人」が標的として設定されます。「黒服星人」はこれまでの戦いと異なり一般人を巻き込んだ戦いとなりましたが、その戦いでも勝利し、念願の100点に到達します。
そして、その100点で加藤、西を復活させることに成功しますが、同時にガンツが電池切れを起こしていることを知ります。ガンツの中には人がおり、ガンツはその人のエネルギーを吸って稼働していたのです。
真実を知った玄野たち、そんな彼らのもとガンツから次の標的が送られてきます。それはヒロインである小島多恵でした。玄野は多恵を守ろうとしましたが最終的に玄野を庇い死んでしまいます。
満身創痍でガンツの部屋に戻ってきた玄野たちでしたが、今度は仲間の中に星人が隠れていることを知り闘いとなります。
こうして、最後まで戦い続けた玄野は最後にある決意をします。それはガンツの中に入ってもう二度とこんな闘いをさせないということでした。
それによって死んだ仲間たちや多恵は復活しますが記憶から玄野が消えてしまいます。最後に玄野が入ったガンツに「みなさんどうかおしあわせに」という文字が浮かび上がって本作は終了しました。
ガンツ(gantz):完結?最終回、ネタバレ①gantzの正体は?をご紹介
玄野たちを戦いに参加させる黒い球ことガンツですが、その正体は人類が製作した対巨人族兵器です。正式名称はブラックボールといい、世界各地に同じ球があり、死んだ人間を再生し、星人と戦わせることで来るべき巨人族との戦いに備えることが目的でした。
なお、この黒い球やガンツスーツやガンツに登場する武器の技術は人類が開発したものではなく、かつて巨人族に襲われた別の星より送られてきたもので、巨人族が次は地球を狙っていることに気づき地球の秩序を守らせるために必要最低限の技術を提供したのです。
また、黒い球の中に入っている人間は地球人に技術を伝えるためのメッセンジャーのようなものでランダムに選ばれた人間の複製体です。
ガンツ(gantz):完結?最終回、ネタバレ②西丈一郎は最後どうなった?をご紹介
物語冒頭から登場し、玄野にとっての2度目のミッションの田中星人編で一度死亡した西丈一郎こと西くんですが、玄野は自分よりもガンツ歴が長く経験が豊富であると評価し、オニ星人編で得点を100点まで貯めた玄野によって復活させられます。
物語冒頭では口と性格の悪い中坊という印象でしたが、玄野によって復活してからもあまり変わりませんでした。しかし、長年の戦闘技術と持ち前の残虐性でその後のミッションでも生き抜きます。
そんな西くんですが、カタストロフィー編では巨人族を滅ぼして「この世の最高権力者」になろうと目論みますが、巨人族を滅ぼしたくない玄野と敵対し、最終的には玄野にハードスーツを破壊され、巨人の船に放置されてしまい生死不明の状態でマンガが完結してしまいます。
なお、西くんが最後に登場したシーンでは巨人の船の柱にうずくまり泣きじゃくる姿でした。おそらく助からなかったのでしょう。
ガンツ(gantz):完結?最終回、ネタバレ③最終回の玄野は”何人目の玄野”か?をご紹介
玄野を含めガンツに登場する人たちのほとんどが一度死亡した人間です。星人と戦うためにガンツの機能によって再生(複製)され、戦わされてきたのです。
主人公である玄野ですが、作中では2度死亡しております。一度目は加藤と共に電車に引かれて死亡。二度目は吸血鬼の襲撃によってミッション外で死亡しました。そのため、最後まで生き抜いた玄野は3人目の玄野となります。
なお、3人目とは別に4人目の玄野がおり、玄野のファンである下平玲花によって再生されましたがカタストロフィー編で死亡してしまいます。
ガンツ(gantz):完結?最終回、話題①最終回がひどいと酷評?をご紹介
ネット上では最終回がひどいと言われておりますがその多くは最終回というよりもガンツのストーリーそのものに対しての批判がほとんどです。
冒頭にあった重厚なSF設定がカタストロフィー編の到来によって呆気なく明かされたことや肝心のカタストロフィー編での玄野の活躍シーンや、劣勢だった人類が巨人族に勝っていくというサクセスストーリーがあまりなかった等の批判が多くありました。
また、最終回自体への批判としては終わり方が投げっぱなしだという意見が多くありましたが最後のシーンがシュール点以外はあまり大きく評価を落とすものではないかなと思います。
ガンツ(gantz):完結?最終回(漫画・アニメ・映画)の結末のファンの感想・考察をご紹介
ガンツに初めて触れたのはアニメからでしたが、斬新なSF設定と手に汗を握るような熱いバトル要素がありすぐにその虜となっていきました。アニメは原作の途中までしか放映されずラストも改変されるという残念な終わり方となってしまいましたがガンツへの入り口としてはすごく優秀でアニメからガンツを好きになった人も多いのではないでしょうか。
また、実写映画版もアニメと同じく最終的にはオリジナルストーリとなりましたが、映画としてはうまくまとまっておりこちらからガンツを好きになり原作を読み始めた人も多いことでしょう。
肝心の原作ですが、玄野がどんどん人間離れしていったところ以外は程よいバランスのストーリー展開だったと思います。とにかく最初から最後までドキドキワクワクが止まらないノンストップで面白い作品でした。