この記事では、ドリフターズ :完結?最終回、ネタバレを含む最後のラストシーンの結末!|ファンが徹底考察!?をご紹介しております。
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「ドリフターズ」ですが、2024年12月現在、完結しておりません。
ドリフターズとは
『ドリフターズ』は、歴史上の英雄が異世界で戦うファンタジー作品。
戦国武将や西洋の軍人が召喚され、独自の勢力を築きながら覇権を争う物語。
絵柄は陰影が強調され、台詞は力強く、独特の言い回しが特徴。
物語の中心は、関ヶ原の戦いで討ち死にしたとされる島津豊久。
異世界に送り込まれた後、織田信長、那須与一と出会い、圧政に苦しむ民衆を救う決断を下す。
信長の戦略と豊久の武勇を活かし、新たな国家を築こうとする展開が描かれる。
異世界には、英雄とは異なる「廃棄物(エンズ)」と呼ばれる存在も登場。黒王を頂点とし、人類の滅亡を目指す彼らは、強大な力で戦乱を広げる。
安倍晴明率いる魔導組織「十月機関」は、漂流者たちを結集し、黒王軍と対峙する。
歴史上の戦略や戦術を巧みに取り入れ、実際の戦争を彷彿とさせる戦いが繰り広げられる。信長の軍略、豊久の直感、与一の弓術が組み合わさり、異世界の戦場で新たな歴史が刻まれる。
読者は、英雄たちの信念や生き様を通じて、戦う意味や仲間との絆を考えさせられる。
戦闘の迫力だけでなく、戦いの裏にある思惑や心理戦が展開される点も見どころ。異世界で繰り広げられる戦国ドラマが魅力の作品。
完結しているか?をご紹介
「ドリフターズ」ですが、2024年12月現在、完結しておりません。
本作は月刊ヤングキングアワーズにて2009年より連載開始され休載を挟みつつ現在も連載中となります。
単行本は現在7巻まで発行されており、最新刊である7巻の発売が2023年8月、その前の6巻の発売が2018年11月とかなり期間が開いております。
作者の今後の構想次第ではありますが、掲載頻度の少なさから当面は連載が続くものと思われます。
休載理由は何?打ち切りなのかご紹介
前述いたしましたとおり、「ドリフターズ」は休載することが多い作品となります。
その理由ですが、作者の体調不良が原因となります。
元々、遅筆なことで有名な作者でしたが、最近はどうも病気によって描けない状況だったとのことで2022年にはしばらくの間入院もされております。
そのため、2018年~2023年までの単行本発売までに期間が掛かったようですね。
雑誌への掲載も2022年あたりまではペースダウンしており、年に掲載が2回だけということもあったようですね。
ですが、2023年からはいつも通りのペースに戻り、2024年11月末発売のヤングキングアワーズまでに7回掲載されており、6巻発売までのペース(1~2年に1巻)に戻りそうな勢いです。
なお、X(旧Twitter)の方では頻繁につぶやきをしており平常運転に戻っているように思えます。
2期の動向をご紹介
2016年にアニメが放映された本作ですが、人気がとても高く2期の制作も決まり放映が待ち望まれておりますが、原作のストックの問題からかまだ公開の発表はなされておりません。
ウワサによるともうすでに2期の数話は完成しているとのことで完全に原作ストックが貯まるのを待っている状態だそうです。
ですが、前回のアニメ化からかなり時間が経っていることから原作ストックが貯まったとしても制作陣をもう一度そろえる等の問題もあり2期放映がいつできるのかは不明です。
おそらく、今の掲載ペースだと年単位で時間がかかることには間違いないでしょう。
また、ネット上では敵の大ボスである黒王の正体がイエス・キリストではないかと考察され、その所為でアニメの続編が作られないのではないかとのウワサがありますが、今のところそれが要因でアニメ化がストップしたという話は特にありません。
なお、本作の作者である平野康太氏ですが、前作である「ヘルシング」にてナチスの残党がイギリスを破壊するという描写を行っておりそちらもアニメ化されておりますが大きな問題にはなっておりません。
実写化の動向をご紹介
「ドリフターズ」ですが、実写化の話は特に上がっておりません。
もしネット上で噂を耳にしたのであれば、おそらくそれは別の「ドリフターズ」(バンド、コメディアン)の話だと思われます。
なお、本作の実写化は世界観が複雑でできたとしても制作費用が足りずB級作品になってしまうかもしれません。
また、作者である平野康太氏の性格上からも実写化はおそらく難しいものと思われます。
ネタバレを含むあらすじ・見どころをご紹介
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関ヶ原の戦い、島津の退き口にて島津豊久は島津軍の大将である島津義弘を逃がすために本隊の殿を務め、重傷を負いましたが、いつの間にか謎の空間に飛ばされ「紫」と呼ばれるスーツ姿の男性によってファンタジー異世界へと飛ばされてしまいます。
飛ばされた異世界には豊久と同じく日本から異世界へと飛ばされた織田信長や那須与一と出会うことで弱ってしまった異世界の帝国であるオルテに対して「国盗り」を始めることになります。
「ドリフターズ」の一番の見どころですが、何と言っても痛快なバトルシーンが挙げられます。
日本最強クラスの武士である豊久と、同じく日本最強クラスの戦略家である信長、そして日本最強クラスの弓使いである与一。
その3名によるバトルシーンは痛快かつ非常にかっこよく作者の作風も相まってとても迫力のあるバトルとなります。
また、バトルシーンに至るまでのストーリもよどみなく、各キャラクターの性格を最大に引き出しつつ痛快な展開へとつながっていく様は非常に面白いです。
また、日本だけでなく世界中の偉人が登場し、ハンニバルやスピキオなど誰もが知っている英雄が登場します。
さらに豊久たち“漂流者(ドリフターズ)“とは別に世界から人類を滅ぼすことを目的とした敵役である”廃棄物(エンズ)“も登場し、各々人類に恨みを持って亡くなったであろう偉人たちが登場します。
その中には信長や与一と因縁のある人物も登場し、今後の物語もいっそう面白いだろうと確信できます。
最終回(アニメ)のネタバレを含むストーリーをご紹介
アニメ最終回では豊久たち漂流者(ドリフターズ)による国盗りも大詰めとなります。
数十年にもわたる戦争によって疲弊したオルテ帝国内でクーデターを起こし、国を内部から乗っ取る計画が始動します。
しかし、敵役である黒王側も同じようなことを考えており、豊久や信長、サンジェルミたちがオルテを乗っ取ろうとした瞬間、黒王軍が首都を攻めてきたのです。
国盗りは黒王軍との戦いに打って変わり、クーデター用に用意していた兵たちを次々と投入します。
信長による銃列隊、与一とエルフによる長弓射兵隊そして、豊久とドワーフによる突撃隊が黒王軍を蹴散らします。
特に信長の火縄銃はこの世界で初めての銃火器となり始めは黒王軍側も戸惑いを隠せませんでした。
しかし、黒王軍側の指揮官は新選組の土方歳三。信長よりも後の時代からやってきたこともあり火縄銃への対応も知っていました。
こうして、戦場は混乱していくのですが、ここでようやく土方と豊久が相まみえます。
土方にとって島津家……薩摩藩はかつての仇敵であり、豊久を目の敵にしていました。
豊久側も相手が日本の武士ということもあってかテンションが上がり二人は戦いを始めます。
両者一歩も譲らぬ戦いでしたが、最終的に戦いの結果はつきませんでした。
二人の決着よりも早く黒王軍が壊滅してしまい土方は決着をつける前に退却してしまったのです。
こうして、豊久たち漂流者(ドリフターズ)一行は黒王軍との戦いに勝利いたしますが、豊久個人としては土方との勝負に勝てず一人うなだれるのでした。
ドリフターズのアニメ第1期はこのように完結いたします。
ネタバレ①サンジェルミの正体は?をご紹介
オルテ帝国の伯爵であるサンジェルミの正体ですが、豊久たちと同じく漂流者(ドリフターズ)であることが明かされております。
その正体はおそらく18世紀に実在した人物であるサンジェルマン伯爵だと思われます。
名前が似ていることや錬金術に通じていることやつかみどころのない性格をしているところなど、証拠は多々ありますが、原作内で直接言及されたことはありませんので、あくまでファンたちによる考察の結果となります。
なお、作中では歴史上の人物に詳しく、有名な信長や与一はともかく豊久までも名前を知っておりました。
また、未来(現代)についてもある程度知っているらしく、信長が現代では色々な扱いをされていることを話しております。
紫のことも知っているようでしたのでもしかしたら豊久たちが異世界へ飛ばされたことの真実について詳しく知っている人物かもしれません。
得体のしれない人物ではありますが作中では豊久たちの味方であるため、非常に心強い人物ですね。
同作者のヘルシングをご紹介
「ドリフターズ」の作者である平野康太氏ですが、前作は「ヘルシング」という漫画を執筆しておりました。
「ヘルシング」はイギリスを舞台にした人間と吸血鬼との戦いを描いた物語ですが、登場するキャラクターがぶっ飛んでいて非常に面白い作品となります。
主人公であるセラスは普通の婦警でしたが、吸血鬼の血を飲んだことで吸血鬼となり、イギリスの化け物退治の秘密機関である“ヘルシング機関”に所属します。
その“ヘルシング機関”には吸血鬼を殺すための最終兵器として吸血鬼の真祖であるアーカードも所属しており、最強の吸血鬼が人間の味方として登場するのです。
そして、対する敵は単なる吸血鬼ではなく、かつてヨーロッパを震撼させたナチスドイツの残党でした。
大戦末期のドイツは連合国に勝つために不死の軍隊いわゆる吸血鬼による軍隊を研究しており、その残党がイギリスを再度攻め滅ぼすために隠れていたのです。
“ヘルシング機関”とアーカードはその不死の軍団との戦いを始めるのですが、その敵役がとても魅力的でぶっ飛んでいるところがこれもまた非常に面白いです。
他にも、ローマカトリック教会のアンゼルセン神父等、文章では語り切れないほど魅力的なキャラクターが多々登場し、それぞれがそれぞれの信念のために戦う本作は「ドリフターズ」に負けず劣らず面白いです。
本作は既に完結しておりますので、原作漫画やOVA等楽しめる媒体がいくつか存在しております。
ご興味あればぜひ、読んでみてください。
ドリフターズ :完結?最終回(アニメ)・結末のファンの感想・考察をご紹介
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「ドリフターズ」ですが、島津豊久や織田信長、那須与一を始めとした歴史上の人物を異世界転送させるというアイデアもすごいですが、それ以上に歴史上の人物をマンガのキャラクターに落とし込んでファンタジー異世界で活躍させるというところが非常に素晴らしい作品だと思います。
作中で登場する信長や豊久はあくまで作者が描いた架空の性格ですが、作者特有のギャグの合間に現れる本性は本物の人物をトレースしたかのように感じられます。
特に信長は本作中ではおちゃらけたキャラクターとして描かれますが時折見せる知的な面は歴史上で語られる信長を感じられます。
また、バトルシーンに至るまでの経緯が分かりやすくバトルシーンはカッコよく。作者の画力も相まって非常に迫力のある物語となります。