この記事では、ダーウィンズゲーム :完結?最終回、ネタバレを含む最後のラストシーンの結末!|ファンが徹底考察!?をご紹介しております。
ダーウィンズゲームがついに完結を迎えました。2023年11月に別冊少年チャンピオンで最終回が掲載され、続く2024年1月には待望の単行本30巻が発売されました。ファンにとっては忘れがたい結末となりました。
ダーウィンズゲーム とは
ダーウィンズゲームは、FLIPFLOPsによって創りだされた漫画作品です。2013年から2023年まで『別冊少年チャンピオン』で連載され、多くの読者に支持されました。
この作品の単行本は、累計発行部数が1000万部を突破するほどの人気を誇ります。物語は、平凡な高校生カナメが主人公で、謎のアプリ「ダーウィンズゲーム」を通じて異能者たちの殺し合いに巻き込まれます。
ゲームの参加者は、「シギル」と呼ばれる特殊な能力を持ち、それを使って他のプレイヤーと戦います。このゲームは一度始めると終了するまで逃れることができず、生死をかけた戦いが繰り広げられます。
カナメは、ゲームの内部構造を破壊するかクリアすることでのみ、ゲームからの脱出が可能であることを知ります。
物語が進むにつれて、カナメは「サンセットレーベンズ」というクランを結成し、多様な能力を持つ仲間たちと共に生き残りをかけて戦います。しかし、友情や信頼、そして裏切りが交錯する中で、カナメは数々の困難に直面し、成長していきます。
最終的には異世界への転送や時空を超える戦いにも挑むことになります。
ダーウィンズゲームは、ただのサバイバルゲームではなく、人間関係や個々の成長、選択の重さを描いた作品です。読者は、主人公たちが直面する試練を通じて、強い感情移入を経験することになります。
ダーウィンズゲーム :完結しているか?をご紹介
ダーウィンズゲームは2024年現在、既に完結しております。別冊少年チャンピオンにて連載されていた当作品ですが、2023年11月に最終回を迎え、2024年1月に発売された単行本30巻をもって完結いたしました。
ダーウィンズゲーム:なぜ打ち切りといわれたのか?理由をご紹介
まず、ダーウィンズゲームは打ち切りではありません。ですが、ネット上では打ち切りではないかというウワサが飛び交っています。その原因として、結末が消化不良だったというのが挙げられます。
ダーウィンズゲームは異能バトル物として始まり、当初からいくつかの伏線が貼られていました。タイトルにもなっている「ダーウィンズゲーム」とは何か。異能(シギル)とは何か。
等、読者の興味をそそるような伏線がいくつもありましたが、メイン部分であるダーウィンズゲーム部分の伏線のみ回収され作中にあった登場人物たちのサイドエピソード等の深ぼりがあまりできていないのが消化不良につながっているのではないかと思われます。
また、身体に刻印されたバーコードや警察や国家機関が結局仲間になる等、当初は謎めいた伏線だったり読者がワクワクした展開だったりが結局意味をなさなかった等も消化不良の一旦になっているのではないかと推測されます。
私個人としてもラスボスが思った以上に小物だった感があり、結末周辺の物語はあまり納得できませんでした。そのため、作品の人気が出ず連載を終わらせるために大きく話を端折ったのではないかとも思えました。
アニメの方もあまり人気が出たとは言えず、もしかしたら本当に当初の予定よりも話をコンパクトにしたのかもしれません。
しかし、ダーウィンズゲーム全体としての話はうまく作られており、結末としてもこれはこれでありと思えるようなラストで主人公であるカナメの性格をよく表した素晴らしいものだったと思います。
ダーウィンズゲーム :完結?ネタバレを含むあらすじ・見どころをご紹介
主人公である高校生のスドウカナメは友人から突然「ダーウィンズゲーム」というゲームアプリに誘われワケも分からないまま始めてしまいます。
「ダーウィンズゲーム」はプレイヤー同士が異能を使って戦いポイントを奪い合うゲームですが、ゲーム内のポイントがリアルマネーに変換できることや、ポイントを全損すると死んでしまうという点からある種のデスゲームになっております。
そんな殺し合いゲームに参加し、突然バトルを挑まれてしまったカナメは頭脳を使って色んな手段で窮地を乗り切ります。こうして、望まぬまま「ダーウィンズゲーム」に参加してしまったカナメはゲームから抜けることを目的に流されるまま他のプレイヤーからバトルを挑まれて勝利したり、ゲームマスターが主催するゲーム内イベントに参加し、クリアしたり等、徐々にその頭角を現していきます。
ダーウィンズゲームの一番の魅力は謎めいた世界観と異能を使った汗水を握るような迫力のあるバトルです。また、主人公の異能は物質を複製する「火神槌(ヒノカグツチ)」という色んな場面で活躍できる異能ですが、直接的な戦闘能力はあまりありません。
そんな主人公の特性を活かした頭脳戦もまた、本作の魅力の一つとなります。
ダーウィンズゲーム :完結?最終巻(漫画)のネタバレを含むストーリーをご紹介
最終巻では「ダーウィンズゲーム」での最終的な目的である「グリード」と呼ばれる敵との戦いへついに終止符が打たれることになります。
前巻までに人の姿を模倣した「グリード」である「Dグリード」と呼ばれる存在がカナメたちの未来からやってきて世界の管理者の能力を奪おうとしていることが判明し、更にはカナメたちの世界に現れた最初の「グリード」を手引きした人間が「ダーウィンズゲーム」の運営側にいたシロガネ教授であったことが分かりますが、システムを乗っ取られてしまいます。
カナメたちはかろうじて生き延びることができましたが、圧倒的な戦力を持つ「Dグリード」たちを前にして隠れ潜むことしかできませんでした。
こうして、シロガネ教授とカナメたちとの最終決戦が始まります。世界の管理者の力が欲しいシロガネ教授は現在の管理者である至道イザヤと未来から世界を救うためにやってきた主人公を殺すために隠れた二人が出てくるのを待ちます。
そんなカナメたちは管理者の力を持つイザヤを囮にし、戦力をイザヤ側に向かわせている間にカナメが単独でシロガネ教授を討ち果たすという作戦に出て無事、騙されたシロガネ教授は不意を打たれ倒されました。
カナメは「グリード」が誕生した世界線そのもの(世界樹の枝)を切ることによって「グリード」から複数ある他の世界の平和を守ることに成功します。
未来から過去へ移った影響でカナメの命は消えそうでしたが、最後に現れた世界の初代管理者によって「グリード」に襲われボロボロとなった元の世界へと戻りヒロインや仲間たちと再会して物語は完結いたします。
ダーウィンズゲーム :完結?最終回(アニメ)のネタバレを含むストーリーをご紹介
渋谷を牛耳っているクラン『エイス』の王(ワン)によってカナメの一般人の友人であるシノヅカがさらわれ救出に向かったカナメでしたが、シノヅカの下にたどり着いた時、そこにあったのはシノヅカの死体が詰まった箱でした。
これまで「ダーウィンズゲーム」で人を殺すまいとしていたカナメでしたが、シノヅカの死によってとうとうそのラインを越えてしまいます。ダーウィンズゲームの最終回では覚醒したカナメによって最強と思われていた王との決着がついにつきます。
王の転移能力、切断能力は確かに最強でしたが、シュカの異能で転移先にワイヤーを張りめぐらすことで王に転移への恐怖を覚えさせ、敗北を認めさせることに成功しました。
『エイス』とのクランマッチに勝利したカナメ達でしたが、実はカナメは前回のイベントで運営から特権をもらっており、その特権によって『エイス』クランが保有するすべてのポイントを奪い去ることに成功したのでした。
こうして、『エイス』を壊滅させたカナメたち『サンセットレーベンズ』は渋谷を占領し、Dゲーム禁止令を出して、カナメの当初の目的であった「ダーウィンズゲーム」のゲームマスターを探し出しこのゲームによる被害者を減らすという目的を一部果たすのでした。
ダーウィンズゲーム :完結?最終回、ネタバレ①元凶は何だった?をご紹介
「ダーウィンズゲーム」の元凶ですが、まずこのゲームを開発したのは人間でした。
至道イザヤという大手通信会社の社長で、彼には世界を管理するという管理者としての力を持っていました。その力では人間を転送したり、人間に眠った力である異能(シギル)を呼び覚ましたりすることができますが、イザヤは本来の管理者ではなく、一部の力しか使えない代理人でした。なので、本来はもっと力を持っているのかもしれません。
そんなイザヤの目的ですが、『グリード』と呼ばれる異世界の生物(?)による侵略からこの世界を守ることにあります。彼の前任の管理者は彼の恋人で将来、『グリード』が侵略してくることを早期に察知し、それを防ぎに行きましたが負けて力をイザヤに託したのです。
イザヤは世界を守るという目的のために優秀な異能(シギル)を持つ人間を無理やり餞別する「ダーウィンズゲーム」を開発したのです。
なお、『グリード』の正体は長らく別の世界線(作中では別の枝)からやってきたと思われていましたが、実は主人公たちの未来からやってきていました。
具体的な正体は作中では明確な答えはありませんでしたが、ただのネズミが異能を得ることで人間と同じような知能を持ち、自分の飼い主を世界の管理者にするべく活動していたようです。
ダーウィンズゲーム :完結?最終回、ネタバレ②カナメのその後をご紹介
『グリード』が存在し得る世界線(世界樹の枝)をもろとも切除したカナメは世界の初代管理者(神様)からカナメが最初にいた世界に戻してもらいました。
こうして、サンセットレーベンズの仲間たちと再会したカナメは『グリード』によって崩壊した世界を復興するために活動を始めるのでした。
エピローグではカナメの持つ異能によって人類から失われそうになっていた電子機器などの機械をコピーすることで文明の復興に一役を担っておりました。彼は今後もたくましく生き残ることでしょう。
ダーウィンズゲーム :完結?最終回、関係者・ファンのコメントをご紹介
ダーウィンズゲーム最終回についてファンのコメントを一部紹介したします。
「ダーウィンズゲームという漫画を最終巻まで読んだがこんなに面白い物語は久々だった!バトル漫画によくある敵味方共々の能力インフレ合戦という展開もなく、全ての伏線を無駄なく回収していって素晴らしい最終回でした…
これは是非多くの人に読んでいただきたい神作品です!」
「ダーウィンズゲーム最終回!
ゲームクリア!!(読み終えました)
評価 100億満点
歴代出会った作品でトップクラスの神作
全人類に見て欲しいレベルの面白さ
・・・(以下、略)」
と絶賛するコメントがある一方で
「ダーウィンズゲーム 30 読了
なんかサクサクっと完結したな。
最終回特有の盛り上がりみたいなのは薄かったけど安定した平地みたいな面白さは有ったので良かった方。」
と辛らつなコメントをする方もおりました。
今回は紹介いたしませんが、コメントの中で圧倒的に多かったのはアニメの2期を切望する声でした。
ダーウィンズゲーム :完結?(アニメ・漫画)・結末のファンの感想・考察をご紹介
ダーウィンズゲームですが、物語の始まりが一番面白かった印象でした。突然巻き込まれる謎のゲームと異能を交えたハラハラドキドキするようなバトルに冒頭は本当に時間を忘れるくらい面白かったと思います。
ですが、諸々設定が荒い部分が目立ちました。
終盤に判明したグリードやラスボスの目的、ゲームマスターの正体が微妙だったことや冒頭では進化をテーマにした伏線が貼られていたのに一切回収されていないこと等。
もちろん、途中から始まった『グリード』との戦いや『異世界O』との戦いも個別に見ると面白いですが、冒頭で面白いと感じたものがことごとく別の要素に置き換わってしまった感じが否めませんでした。
特に冒頭から警察が絡んできて複雑な展開になると思いきや、敵になるわけでもなく空気になってしまいせっかくの面白そうな要素がつぶれてしまっている気がしました。
アニメに関しては原作の荒い部分を削ったがため、原作にあった警察側の描写がカットされていたりしていましたが、悪くはなかったと思います。ですが、作画崩壊している部分が叩かれていたりします。
声優やバトル要素はよくできているので作画をあまり気にしなければ良いアニメだったと思います。