この記事では、アニメ・漫画沼20年のたかねぎがこち亀 :最終回・ネタバレ!最後のラストシーンの結末!ファンが徹底考察!?のご紹介をしています。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、通称「こち亀」のファンの間で長く愛され続けたこの作品がついに最終回を迎えました。ラストシーンの結末はどうなったのか、たかねぎが徹底考察します。ファンならずとも気になるその内容、一緒に紐解いていきましょう。
こち亀とは
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、1976年から40年以上にわたり愛され続けた作品です。主人公の両津勘吉とその仲間たちが、東京都葛飾区の派出所を舞台に繰り広げるドタバタ劇は、多くの人々を笑顔にしました。
この作品の最大の特徴は、一話完結形式でありながらも、時には複数話にわたるシリーズもある点です。それによって、読者はいつでも気軽に楽しむことができ、また続きが気になる展開にも出会えます。
比較的リアルな絵柄が用いられている点も、他のギャグ漫画と一線を画す要素です。また、連載期間中には数多くの記念企画が行われ、作品への愛が感じられるものばかりでした。
たかねぎとしては、この漫画が長きにわたり愛された理由は、ただ笑わせるだけでなく、時には社会的なテーマを投げかけ、考えさせられる場面もあったからだと思います。
登場人物たちの個性が際立ち、それぞれの人生模様が丁寧に描かれている点も、多くの読者が共感し、引き込まれる要因でしょう。
結局のところ、「こち亀」は、ただのギャグ漫画ではなく、時代を超えて人々の心に響く、深いメッセージを持つ作品だとたかねぎは考えます。亀有公園前派出所の面々と共に過ごした時間は、多くの人々にとってかけがえのない宝物であるはずです。
こち亀 :最終回、週刊誌と原作との違いをご紹介
2016年に連載を終了したこち亀ですが、最終回ではなんと、ジャンプ誌面と単行本で話の最後のオチが違っていました。
この最終回では40周年を記念して復活キャラ大会を開くといった内容になっており、10位から順番に復活してほしいキャラが紹介されていき、最後には40周年ありがとうで締めくくられます。
誌面と単行本との大きな違いですが、誌面では第1位が「星逃田」と紹介されそのまま終わりにつながりますが、単行本では第1位が「両津勘吉」と紹介し、両さんに表彰状を渡し帰らせた後、両さん抜きで40周年記念パーティを始めるが両さんに見つかってしまい・・・両さんにパーティを台無しにされてしまうといったこち亀らしい内容になっております。
なお、この最終回ですがジャンプ本誌と単行本200巻とが同時に発売され、誌面と単行本との違いをすぐに確かめることができました。
両さんは最終回の中でこのことを紹介したときは「いやらしい商法」と言っていましたがこち亀ファンにとっては二度楽しめるうれしい仕掛けでした。
こち亀:最終回(週刊誌:ジャンプ)のネタバレを含むストーリーをご紹介
連載40周年を記念して、30周年と同じく復活キャラ大会を開く両さんたちは単行本が同時発売であることを紹介したのち、さっそく10位から紹介に入ります。
10位の「風波峻」を除いて9位「軽田塁巣」、8位「音田弘」、7位「岩鉄岩男」、6位「電極-」はページの都合上、名前のみ紹介され5位からまた一人ずつ紹介が入ります。
5位は警察に潜入している女スパイ「有栖川京華」で4位が2巻に一度だけ登場した「ポール」、3位が連載当初からキャラが変わっていたことで「中川圭一」、2位が4年に1度だけ目を覚ます有名キャラ「日暮熟睡男」、そして、1位が劇画風の不遇キャラクター「星逃田」と紹介されました。
知っているキャラクターも知らないキャラクターもごちゃまぜになった復活キャラ大会でしたが、こち亀の歴史をいい感じに感じられてよかったです。
1位の「星逃田」がオチ担当として紹介された後、最後に見開きでの連載40周年ありがとうで堂々のフィナーレを迎えます。
こち亀:最終回(原作)のネタバレを含むストーリーをご紹介
単行本の最終回は途中までジャンプ誌面と同じ内容となります。連載40周年を記念して復活キャラ大会を開く両さんたち、10位の「風波峻」から2位の「日暮熟睡男」まで誌面と同じ流れが進みます。
誌面と違うところは1位の発表からです。誌面では1位が「星逃田」でしたが単行本では1位は「両津勘吉」となり、そのまま40周年主人公を続けた両さんに部長から表彰状が贈られます。
表彰状を受け取った両さんは部長に促されるまま帰宅するのですが、それは部長たちの罠でした。
両さんが帰った後に豪華な料理を並べ40周年記念パーティを開きますが、スマホを忘れたという両さんに見つかってしまい、最後には料理に唾を吐きつけられて台無しに・・・そして、そのまま最終回は終わりを迎えました。
こち亀:最終回、最終話は何巻・いつ完結した?をご紹介
2016年に連載を終了したこち亀ですが、ちょうど連載を開始してから40周年のタイミングで最終回を迎えました。連載の開始は1976年と今では考えられないほど昔から連載しており、大抵の子供たちはジャンプで一度はこち亀を目にしたことがあるでしょう。
そんな、こち亀ですが単行本が200巻、話数にして1940話で最終回を迎えていますが、その後もジャンプ創刊50周年記念の時などで復活したりして連載終了後も単行本の201巻が発売されています。
作者の秋本治さんもこち亀のネタはまだまだあるとのことですので、今後もたまに復活する可能性があります。
こち亀 :最終回から5年後新刊発売!をご紹介
2016年に連載を終了したこち亀ですが、その後もジャンプ50周年記念等でちょくちょく本誌やその他の誌面に登場しており、ついには2021年10月に単行本201巻の発売まで至ります。
201巻に掲載されている内容はジャンプ50周年記念の話の他、オリンピックやコロナ禍、VTuberなど連載終了後に新しく発生したネタを盛り込んだこち亀らしい内容となっております。
また、ページ数の少ない単発の作品もいくつかあり、通常の単行本とは少し毛色が違ったものになります。
2022年や2023年にもこち亀の読み切りがいくつか出ていましたので今後もストックがたまれば202巻の発刊の可能性があります。
こち亀:最終回、両津勘吉の結婚相手は麗子?をご紹介
こち亀の両さんこと両津勘吉の結婚相手は麗子との噂がありますが、本当なのでしょうか。両さんの女性関係についてまとめてみました。
両さんの周りにはたくさんの女性がいますが一番、身近なのは後輩である麗子でしょう。麗子とはいろんなトラブルを両さんに解決してもらったり逆に麗子がだらしない両さんの世話をしたり、かなり親密です。ですが、互いに好意はあるものの結婚するほどではなさそうです。
その次に候補として挙がるのは擬宝珠纏でしょう。両さんとはライバルのような関係にありますが仲の良い場面もありかなりお似合いです。作中でも纏と結婚しようとする話(原作120巻)などもあり、他の女性キャラよりも結婚に近いキャラではないでしょうか。
最後にマリアこと麻里愛です。作中で唯一、両さんへの好意を隠さずに伝えてくるキャラですが性別は男性です。原作の途中で女性に転換するも両さんにとっては男性時代のマリアの印象が強く両さんにとっては候補ではなさそうです。
以上、両さんの結婚相手ですが、一番可能性が高いのは纏で麗子ではなさそうです。
こち亀:最終回、作者のコメントをご紹介
最終回、ジャンプ本誌にて掲載されたこち亀の最後には作者秋本治による連載終了へのコメントが載せられていました。
以下、コメントより冒頭部分を抜粋します。
『あの不真面目でいい加減な両さんが40年間休まず勤務したので、この辺で有給休暇を与え、休ませてあげようと思います。』
もうこのコメントだけで作者の想いがすごく伝わってきますね。なお、余談ではありますが、作者のコメントにある通り、こち亀の連載は連載開始いてから40年間一度も休んでいません。40年間頑張り続けた両さんにはぜひ、休んでほしいですね。
また、作者はコメント内で以下のように語っていました。
『あまりにも長期の作品なので、終了してもその物語は自分の中の時間軸ではまだ動き続けているみたいです。だからまたいつか…逢えることを信じつつ。』
作者のこのコメント通り、こち亀は連載終了後もちょくちょく本誌などに顔を出しております。
2024年にはこち亀の記念館が開館されますのでまた元気な両さんが見られるとうれしいですね。
こち亀:最終回の結末のファンの感想・考察をご紹介
こち亀の最終回はなんだかんだでこち亀らしい終わり方でした。ジャンプ誌面の「40周年おめでとう」と大きく祝われて終わりも良いですが、単行本の両さんが40周年記念パーティを台無しにするという結末は両さんらしさがあってとても良かったです。
正直、こち亀は一生続くものとばかり思っていたために40周年の節目に終了というのは目からウロコが落ちるかのような出来事でした。ですが、こうして連載終了を迎えて何年か経つと原作が未完結のまま、作者不在で終わっていくよりもきちんと一度正式な終わりを迎えていた方が良いと感じました。
こち亀自体は終わっていませんがジャンプ誌面上できちんと終わりを掲載できたのは良かったのではないかと思います。
連載が終了し、世代も変わってこち亀はいわゆる昔のマンガになってしまいましたが、40年間愛され続けた作品ということもあって、いまだにこち亀を待ち望んでいるファンがたくさんいます。
それの証拠に2024年にはこち亀の記念館が開館する予定で、これからもずっと愛されていくことでしょう。