この記事では、アニメ・漫画沼20年のたかねぎがどろろ:漫画の魅力と感動を紹介!アニメとの違いとあらすじをお届け!をご紹介しています。
どろろの漫画のあらすじや原作者、リメイク作品、評価、未完だった理由などをご紹介していきます。
どろろがどんな話なのか、概要はこちらの記事でわかりやすく解説しています
どろろ:あらすじ・声優・どろろ・百鬼丸・みお・最終回・海外の反応などをファンが徹底解説!
どろろ:漫画のあらすじをご紹介
『どろろ』は、赤子の身体の48箇所を奪われた主人公・百鬼丸と、彼が助けた盗人の子どろろが、妖怪との戦いを通じて成長する姿を描いた漫画作品です。
百鬼丸は自分の身体の欠損部分を取り戻す旅を続ける中で、自分の生い立ちや家族との因縁に向き合い、人間として生きるための道を模索します。
物語は、百鬼丸が自分自身と向き合いながら、妖怪との戦いを続ける中で、彼の成長と、周りの人々との関係性が描かれています。
どろろ:漫画の作者、手塚治虫をご紹介
手塚治虫は、日本の漫画家・アニメ監督であり、日本の漫画・アニメーションの黎明期を支えた一人です。手塚治虫の代表作には、『ジャングル大帝』、『鉄腕アトム』、『火の鳥』、『ブッダ』、『ブラック・ジャック』などが挙げられます。
それぞれの作品には、手塚治虫独特の哲学や人間性が込められており、多くの読者に愛されています。
手塚治虫は、1928年11月3日に大阪府豊能郡豊中町で生まれた。医学部に入学して医者になることを目指していました。
しかし、漫画に夢中になった彼は、次第に漫画家になることを志し、1946年に高校卒業後に上京して、漫画家としてのキャリアをスタートさせました。
手塚治虫は、1946年に『マアチャンの日記帳』でデビューし、その後、『鉄腕アトム』、『ジャングル大帝』、『火の鳥』など数多くのヒット作を生み出し、日本の漫画・アニメーション界を代表する巨匠として知られるようになりました。
彼の作品は、日本だけでなく海外でも高い評価を受け、アメリカの漫画賞「アイズナー賞」でも受賞しています。
手塚治虫は、医学博士の学位を取得しております。彼は、医学の知識を自身の作品にも取り入れ、科学的に正確な描写をすることで、多くの読者から高い評価を受けました。
手塚治虫は、1989年2月9日に東京都千代田区麹町の半蔵門病院で60歳で亡くなりました。彼の死は、日本の漫画・アニメーション界に大きな衝撃を与え、多くのファンや関係者から悼まれました。
しかし、彼の作品は今なお多くの人々に愛され、彼自身も、日本の漫画・アニメーションの歴史の中で不朽の名声を得ています。
どろろ:漫画とアニメの違いをご紹介
「どろろ」の原作と1969年版アニメでは細部が異なります。ノタという烏帽子をかぶった犬が相棒として1969年版では登場します。2019年場では、1話でのみ登場します。鬼神の数も48体から12体に変更されています。
琵琶法師と出会うシーンでは、剣術を覚えるように勧められるシーンが追加され、戦争孤児が集まる古寺に案内され鬼神と戦っていくための心を育てる手伝いをしていただきます。
またみおが登場する回が原作と異なります。原作では売春をしていることが描かれていますが、1969年版では改変され、2019年版では、原作に忠実に表現されています。また1969年版、2019年版ともにアニメオリジナルストーリーが追加されています。
どろろ:漫画の主要キャラクターをご紹介
百鬼丸
百鬼丸
身体の48箇所が欠損しているが、医者の寿海に拾われ、義手・義足などで補われます。48の魔物を1匹ずつ倒すごとに、倒した魔物が奪った部位が徐々に戻っていくようになっており、妖怪退治の旅を続けています。武器が仕込まれた体中に、腕には仕込み刀、足には毒を持つ放射器などがある。感情を表に出すことが少なく、妖怪を相手にするが必要があれば人間でも斬り殺すことは容赦しないです。最終話では、どろろに刀を譲り、権力と戦うように言い残して去って行きます。
より詳細な百鬼丸について知りたい方は下記の記事をご覧ください
どろろ:百鬼丸とは?結婚と再会の行方を考察!
この記事では、アニメ・漫画沼20年のたかねぎがどろろ:百鬼丸とは?結婚と再会の行方を考察!をご紹介しています。 どろろ:あらすじ・声優・どろろ・百鬼丸・みお・最終回・海外の反応などをファンが徹底解説! どろろ:百鬼丸のプロフィールをご紹介 百鬼丸 - 野沢那智(1969年版)杉田智和(2019年版) 身体の48箇所が欠損しているが、医者の寿海に拾われ、義手・義足などで補われます。48の魔物を1匹ずつ倒すごとに、倒した魔物が奪った部位が徐々に戻っていくようになっており、妖怪退治の旅を続けています。 武器が仕 ...
どろろ
どろろ
両親を部下の裏切りによって失い孤児となりました。彼女の顔立ちは母親似で、性格は父親似。強情で生意気だが、根は優しく、異形の百鬼丸を疎む村人たちに怒りをあらわにしたり、強固な精神力でどんな困難にも立ち向かうなど、幼いながらも勇敢さを併せ持ちます。彼女は、最初は百鬼丸の刀だけが目当てだったが、旅を共にするうちに百鬼丸に対して強い好意と信頼を寄せるようになり、最終話で女の子であることが明らかになりました。武器を持っていないが、身体能力が高く、大声で叫ぶことで相手を失神させる技を持っています。
より詳細などろろについて知りたい方は下記の記事をご覧ください
どろろ:大人になったどろろの姿がこちら!百鬼丸と再会?
この記事では、アニメ・漫画沼20年のたかねぎがどろろ:大人になったどろろの姿がこちら!百鬼丸と再会?をご紹介しています。 どろろ:あらすじ・声優・どろろ・百鬼丸・みお・最終回・海外の反応などをファンが徹底解説! どろろ:大人に成長したどろろと百鬼丸の結婚?について 「どろろ」の最後は、稲穂を思わせる一面黄金に輝く上に架かる橋のシーンでした。台詞も解説もないが、橋の上を美しく成長したどろろが嬉しそうに走り、振り返り微笑む百鬼丸が描かれます。 この結末により、取り戻した身体とどろろのおかげで人らしくなった百鬼 ...
みお
みお
美しく心優しい少女で、戦で焼け出された子供たちを荒れた御堂で世話していました。百鬼丸が唯一心を開き想いを寄せていた女性であったが、兵士たちに立ち退かないからという理由で子供たちもろとも殺されてしまいます。彼女の死は百鬼丸の心に深い影を落とし、彼を死人同然の冷たい存在へと変えてしまいます。
より詳細なみおについて知りたい方は下記の記事をご覧ください
どろろ:みお?仕事は?声優は誰?海外の反応に注目!
この記事では、アニメ・漫画沼20年のたかねぎがどろろ:みおとは誰?魂を吹き込む声優や海外の反応に注目!をご紹介しています。 どろろとは 「どろろ」は、手塚治虫氏が手がけた妖怪ファンタジー漫画作品であり、アクションと時代劇の要素を取り入れています。1967年から1969年にかけて「週刊少年サンデー」や「冒険王」で連載され、全4巻が発行されました。 物語の舞台は、戦国時代の日本。主人公の百鬼丸は、生まれつき48の器官を持たず、そのうちの12個が悪魔に取られてしまいました。彼は、自分の身体の部位を取り戻すために ...
どろろ:漫画の主要キャラクターをご紹介 その2
醍醐 景光
醍醐 景光
冷血漢で、自分の利のためなら手段を選ばず、か弱い者すら無惨に殺します。多宝丸を嫡男として育て、加賀国の守護大名・富樫政親の家臣として登場します。
縫の方(醍醐の妻)
縫の方(醍醐の妻)
景光の命令で百鬼丸を捨てた後、百鬼丸と再会するも最後には母と認められず、アニメ版では息絶える前に百鬼丸の味方になれなかったことを悔い、自害します。
多宝丸
多宝丸
醍醐景光の次男で、父譲りの奸計や残忍さがあるが、最後は斬られて息絶えます。
琵琶法師
琵琶法師
盲目であるが、世知に長け厳しい現世を生き抜くために我流ながらも剣の腕が立ちます。百鬼丸に問いかけ、生きることの尊さを諭し道を指し示します。
寿海(じゅかい)
寿海(じゅかい)
腕利きの医師寿海が、百鬼丸を養育し、自身の義手、義足で彼を人間の姿にします。百鬼丸という名前を与え、腹話術の本も持たせた。
火袋
火袋
どろろの父親はたくましく大きな体を持つ野盗で、貧しい村人たちの為に宝を貯えていた義賊である。
どろろ:漫画のリメイク版「どろろ Re:Verse」をご紹介
手塚治虫の「どろろ」をリメイクした新連載「どろろ Re:Verse」が、日韓同時配信されています。この作品は、韓国の縦スクロールコミック制作スタジオ・テラピン、メディアドゥ、手塚プロダクションの共同プロジェクトとして生まれました。
脚本と絵コンテをイ・ドギョン、絵をBeanが手がけ、現代を舞台に、己の肉体の欠片を持っている妖怪を狩りながら生きてきた百鬼丸と、百鬼丸の肉体の一部を持つ少女・ロロが契約を交わし、残りの妖怪たちを追って最後の狩りに向かうさまが描かれています。
日本ではピッコマ、韓国ではkakaopageで連載スタートしています。
手塚るみ子(手塚プロダクション取締役)コメント
手塚治虫が亡くなってからこれまで、私たち手塚プロダクションは様々な事業を通じて、手塚作品の魅力を次世代へ手渡せるようにしてきました。
もはや手塚自身は新しい作品を生み出すことが叶いませんが、その創作に影響を受け、そのイズムを継承している現役作家の方々とともに、今までにない作品を作りあげることによってまたひとつ、手塚作品の魅力を世界中へ発信できるのではないかと期待しています。
引用元:コミックナタリー 手塚治虫「どろろ」のリメイク版「どろろ Re:Verse」、ピッコマで配信開始
今回のように、プロダクションとして原作者の思想を次世代に伝えていかれるのはファンとしてはうれしい限りですよね。いつまでも永久不滅であってほしいです。
どろろ:漫画の最終回をご紹介
醍醐 景光は、屋敷で百鬼丸がぬえを倒す騒動のさなか、残忍な仕打ちで苦しめ続けられてきた村人によって砦を占領された末に放逐され、妻と一緒に去ります。
縫の方は、最後まで母と呼ばれることはなく、百鬼丸も苦しんできたのは自分だという態度を崩さなかったです。どろろの性別が伏せられ、少年であるかのように描写されていたが、最終話で女の子であることが明かされます。
百鬼丸は魔物をすべて倒す前にどろろと別れ、50年後に魔物像が奉ってあった地獄堂が戦火で消失します。
より詳細な最終回について知りたい方は下記の記事をご覧ください
どろろ:最終回考察!百鬼丸の旅の意味とは?
この記事では、アニメ・漫画沼20年のたかねぎがどろろ:最終回考察!百鬼丸の旅の意味とは?をご紹介しています。 どろろ:あらすじ・声優・どろろ・百鬼丸・みお・最終回・海外の反応などをファンが徹底解説! どろろ:最終回を原作からご紹介 醍醐 景光は、屋敷で百鬼丸がぬえを倒す騒動のさなか、残忍な仕打ちで苦しめ続けられてきた村人によって砦を占領された末に放逐され、妻と一緒に去ります。縫の方は、最後まで母と呼ばれることはなく、百鬼丸も苦しんできたのは自分だという態度を崩さなかったです。 どろろの性別が伏せられ、少年 ...
どろろ:漫画が未完に終わった理由をご紹介
手塚治虫が語る「どろろ」
あちこちにかいたことですが、ぼくは人一倍負けん気が強く、たとえば漫画でも、ある作家が一つのユニークなヒットをとばすと、おれだっておれなりにかけるんだぞ、という気持ちで同じジャンルのものに手を出す、おかしなくせがあります。
というわけで、「どろろ」は水木しげる氏の一連の妖怪もののヒットと、それに続く妖怪ものブームにあやかって(?)作り上げた、いうなれば、きわものです。
しかし、この物語も回を追うにしたがってムードが暗くなりました。悲惨な戦国の世の被搾取階級のドラマが、やりきれない暗さを露呈しました。そのうえ、「まいまいおんばの巻」あたりから、生ぐささが加わりました。少年週刊誌の漫画としては、マイナスの要素が多くなってきました。
そして、まずいことに「ノーマン」の新連載が始まったせいもあって、「どろろ」への意欲も半減して、編集部の要請で、大急ぎで大団円にしなければなりませんでした。
本当は、百鬼丸が四十八体の魔物とたたかうエピソードを残らず出したかったのですが、滑稽にも、残った魔物を全部いっしょくたにいた"ぬえ"などという怪獣を出したりして、あっさりかたづけてしまったのです。
(後略)
(講談社刊 手塚治虫漫画全集『どろろ』4巻 あとがきより抜粋)
引用元:手塚治虫 公式サイト
手塚治虫が、水木しげるに対抗意識を持っていたのは初めて知りました。
最後に鵺を使って体を回収させるのは頭がいいですよね。
どろろ:漫画の評価をご紹介
ミック
久しぶりに読みました。手塚治虫さんの漫画はアニメの様に動きがあって、とても楽しいです。物語も面白いです
イヌコ
面白いです。絵もかわいいですし、世界観が優しくてほっこりしました。他の手塚治虫の作品も楽しみです。
みれ
子供の頃に読んだはずが、ほぼ忘れていた。昔の作品を気軽に読めるKindle Unlimitedは便利。
かわかわ
実写映画を知っていて、2019年アニメからハマり原作を買おうと思いました。
古い作品とは思えないぐらい面白い!!あと百鬼丸が普通に喋れてしまっているのが違和感笑
アニメどろろにハマった、手塚作品にハマった、あるいはレトロな漫画を読みたい方には是非オススメします!
名無しの権兵衛
現在放送中のアニメも後半に入ったため原作を再読。
アニメは人形感を出したかったためか、人間らしさが少ない。原作の方が人間らしさを感じる
安定の手塚タッチで読むどろろはやはり良いです。
引用元:アマゾン カスタマーレビュー
以上のコメントによると、手塚治虫の漫画『どろろ』は、アニメと同じくらい楽しめる面白い作品であるということです。読みやすく、絵がかわいく、世界観が優しくほっこりできるというコメントもありました。
また、Kindle Unlimitedで気軽に読めるため、手軽に古い作品に触れることができるというご意見もありました。最新のアニメよりも原作の方が人間らしさを感じるという指摘もあります。手塚治虫のファンやレトロな漫画が好きな人にはオススメの作品となっています。
どろろ:漫画の魅力と感動を紹介!アニメとの違いとあらすじをお届け!のおさらい
・『どろろ』は、赤子の身体の48箇所を奪われた主人公・百鬼丸と、彼が助けた盗人の子どろろが、妖怪との戦いを通じて成長する姿を描いた漫画作品です。 手塚治虫独特の哲学や人間性が込められた多くの読者から愛される作品であり、リメイク版「どろろ Re:Verse」も日韓で配信されるなど人気が高いです。 また、主要キャラクターの百鬼丸、どろろ、みお、琵琶法師などが描かれ、彼らの成長と、周りの人々との関係性が物語の中で描かれています。最終話では、魔物をすべて倒す前にどろろと別れ、50年後に魔物像が奉ってあった地獄堂が戦火で消失します。 ・水木しげる氏の妖怪もののヒットと、それに続く妖怪ものブームにあやかって作られた作品です。物語が進むにつれて、ムードが暗くなり、物語の中の悲惨な戦国の世のドラマが描かれる。 最終的に、物語を急いで終わらせる必要があり、百鬼丸が四十八体の魔物と戦うエピソードを残らず描くことはできませんでした。手塚治虫のファンやレトロな漫画が好きな人にはオススメの作品であるというコメントが見られました。