この記事では、アニメ・漫画沼20年のたかねぎがシャンクス(ワンピース):名言集・名セリフ・名シーンまとめ|ファンが徹底解説!のご紹介をしています。
シャンクスの名言はいつも愛と友情があります。たかねぎが熱い思いを込めて、名シーンを紐解き、ファン目線で徹底解説いたします。さあ、シャンクスの世界へと一緒に足を踏み入れましょう。
シャンクス(ワンピース):プロフィールをご紹介
- 本名:シャンクス
- 異名:赤髪のシャンクス
- 年齢:37歳から39歳に
- 身長:子供のころ132cm、現在は199cm
- 懸賞金:12年前は10億4000万ベリー、今は40億4890万ベリー
- 肩書き:四皇
- 所属:かつてロジャー海賊団見習い、現在は赤髪海賊団大頭
- 所属船:オーロ・ジャクソン号からレッド・フォース号へ
- 覇気:覇王色、武装色、見聞色を使いこなす
- 武器:サーベル「グリフォン」
- 出身地:西の海
- 誕生日:3月9日
- 星座:うお座
- 血液型:XF型(現実のAB型に相当)
- 好きな食べ物:キムチ炒飯、ロブスター
- 嫌いな食べ物:ブルーベリー
- 趣味:放浪
- 一人称:おれ
- イメージ動物:ライオン
- 初登場:単行本1巻 第1話『ROMANCE DAWN-冒険の夜明け-』
- WT100:12位(171,610票)
- CV:池田秀一さん、島﨑信長さん(幼少期)
シャンクス(ワンピース):名言、行くんだったらおれ達は いつか自分の船で行くよ!!をご紹介
シャンクス
出典:第96巻第967話 ロジャーの冒険 よりー
ワノ国編、光月おでんがロジャーの航海に同行していた頃の話の中で、たった2コマだけで描かれた場面でのシャンクスのセリフです。
のちに海賊王と呼ばれた男、ゴール・D・ロジャー。若きシャンクスはロジャーの船に乗っていました。その船の仲間には、バギー(後のバラバラの実の能力者)も居ました。
ロジャーの船は幾多の試練を乗り越え、遂に「偉大なる航路」、グランドラインの最終地点に辿り着こうとしていました。だがここでちょっとしたトラブルが起きます。バギーが高熱を出したのです。
その看病を買って出たのがシャンクスでした。「治ったァ~!もう治ったァ~!づれでっでぐれ(連れてってくれ)~~!!」と、頭から湯気を出しながらも泣き叫ぶバギーのそばで、おそらく他の仲間に「お前は行かないのか?」とでも聞かれたのでしょう、それに対するシャンクスの答えでした。
前人未踏とも言われていたグランドラインの最後の島にようやく行けるというのにも関わらず、まるで地繋がりの隣国にでも行くかのようなこのセリフ。真意は定かではありませんが、シャンクスの心の底にある「自信」のようなものが伺えます。
シャンクス(ワンピース):名言、誰にも止められなくなるぞ...!!! 暴走するこの時代を!!! !をご紹介
シャンクス
出典:第45巻第434話 白ひげと赤髪 よりー
シャンクスと白ひげ、二人の「四皇」がぶつかったその時、天が割れました。
並みの人間なら意識を保つ事さえ出来ない程の「覇気」をまといながら、シャンクスが白ひげの船に乗り込んで来ました。故郷である「西の海」の「療治の水」を持って。
シャンクスは話し合いに来たのでした。白ひげの船の二番隊隊長「火拳のエース」を「止めてくれ」と言うのです。エースは今、同じく白ひげの船の乗組員だった「黒ひげのティーチ」の行方を追っています。ティーチは海賊の”鉄の掟”のひとつである「仲間殺し」の罪を犯しました。その罪を償わせる為、白ひげがエースに命じて追わせていたのです。
しかし、ティーチはすでに大きな「チカラ」を得ており、海賊の頂点である四皇の座を狙っていました。それを察知したシャンクスが「強い二人が今ぶつかったら、時代が暴走し始めて、誰にも止められなくなる!」と、ある意味「平和」を保っている大航海時代の行く末を憂いて、白ひげに頼みに来たのでした。
白ひげは「仁義を欠いたら世間は渡っちゃいけねぇんだと、教えてやるのが親(船長)の責任だ」と、シャンクスを突っぱね、話し合いは決裂。まるで合図のように天が割れ、時代の暴走、否「新時代」が、始まろうとしていました。
シャンクス(ワンピース):名言、この戦争を 終わらせに来た!!! !をご紹介
シャンクス
出典:第59巻第579話 勇気ある数秒 よりー
海軍本部マリンフォードの頂上決戦は、目的を果たしてもなお、戦いを止められずにいました。
ルフィの義兄である火拳のエースは、「公開処刑」されようとしていました。助けようと乗り込んできた白ひげ海賊団と海賊連合。迎え撃つ海軍と王下七武海。
さらに、ルフィと監獄インペルダウンを脱獄してきた強豪海賊たちと、まさにオールスター大競演の頂上決戦。しかし奮闘むなしく、エースは海軍大将に討ち取られ、白ひげもティーチの手によって討たれてしまいました。
だがそこで戦いは終わりませんでした。生き残ったルフィを討たんと追い詰め、さらに戦意を失った残りの海賊たちまでも一掃しようと、海軍は戦いの手を緩めません。
惨状に耐えきれなくなった海兵コビーが「もうやめましょうよ!!」の叫び声で数秒、戦いが止まりますが、海軍大将は味方のそのコビーまでも粛清しようと拳を振り下ろします。
そこへ突如現れた赤髪海賊団シャンクス。海軍大将の拳を止め、一瞬にして戦場を鎮めたのでした。そしてシャンクスは「白ひげ、エース、これ以上二人の死を晒すようなマネはさせない。」と海軍元帥に告げ、世紀の頂上決戦を終わらせたのでした。
シャンクス(ワンピース):名言、今 会ったら... 約束が違うもんな、ルフィ!をご紹介
シャンクス
出典:第59巻第580話 終戦 よりー
最愛の義兄であるエースを目の前で討たれ、心身ともに重症を負ったルフィを、シャンクスは顔を合わせずに、助けました。
マリンフォードでの頂上決戦。白ひげ率いる海賊連合、迎え撃つ海軍本部の将校たち、そこに監獄インペルダウンの脱獄囚たちを連れたルフィも加わり、火拳のエースの公開処刑をめぐっての大戦争となりました。
惜しくもエースは討たれ、”四皇”白ひげもティーチに殺されるという結果に。目の前で義兄を殺されたルフィは気絶してしまいますが「兄弟二人とも逃がさん」と海軍大将が追い打ちをかけようとし、さらに残りの海賊たちも一掃せんと海軍は攻撃の手を緩めません。
その惨劇に割って入り止めたのは、赤髪のシャンクス。ルフィを逃がすスキを作ります。
ルフィとの再会は10年ぶりでした。懐かしく、自分の左腕を懸けてまで助けた「新しい未来」に、一目会いてぇなぁとは思いましたが、ルフィとの約束は「立派な海賊になったら、この帽子を返しに来い」というものです。
「今ではない」とシャンクスは思い直し、頂上決戦を終わらせ、エースと白ひげを弔うため、海軍元帥と対峙したのでした。
シャンクス(ワンピース):名言、おれは今 気分が悪ィんだが... 勝負でもしにきたか?!をご紹介
シャンクス
出典:第11巻第96話 東一番の悪 よりー
王下七武海の一人、世界最強の大剣豪、鷹の目のミホークがシャンクスのもとを訪れた時、赤髪海賊団は暗い雰囲気に包まれていました。
ある日ミホークは、小さな海賊団に出会いました。船長を足してもたったの4人という、小さな海賊団でした。
その小さな海賊団の中の一人である三刀流の剣士に、ミホークは勝負を挑まれます。小さなナイフ一本で斬撃をかわし、はじめは「弱き者」と見下していましたが、「退くなら死んだほうがマシだ」「背中の傷は剣士の恥」と潔く自分の負けを認めるその「志」に感銘し、最後には「この俺を超えてみよ!」とまで告げ、去っていきました。
その一部始終をガマンしながら見届けた、小さな海賊団の船長の少年。見覚えのある麦わら帽子をかぶり、「何を目指す」と問えば「海賊王!」と即答したその少年を見て、ミホークは昔シャンクスから聞いた、とある村の少年の話を思い出しました。
赤髪海賊団のもとを訪れたミホークは、その麦わら帽子の少年の話をしに来たのでした。
実はシャンクスはその時、前日の酒の飲み過ぎで「二日酔い」になっていただけでした。それなら確かに「気分が悪い」はずです。
昔の友達の少年が、海賊として海に出ているのを知ったシャンクスは、気分が悪かったのも忘れ、今日もまた、宴をするのでした。
シャンクス(ワンピース):名言、そいつは威しの道具じゃねェって言ったんだ... !をご紹介
シャンクス
出典:第1巻第1話 ROMANCE DAWNー冒険の夜明けー よりー
銃を突き付けられても怯むことなく、シャンクスは信頼しあう仲間と共に、友達の為に剣を振るったのでした。
旅の途中で立ち寄った港村にいた、海賊に憧れている少年。シャンクスはその少年を、酒場で仲間と宴をしながら、からかって遊んでいました。
「仲間に入れてくれ。」と少年がシャンクスに頼みますが、海賊になることの楽しさだけでなく、過酷さや危険だって一番身にしみてわかってるシャンクスは、大切な友達である少年を、そんな世界に連れて行く気にはなれませんでした。
そんなどんちゃん騒ぎの中、賞金首の山賊が酒を飲みに現れます。シャンクスは酒をかけられ喧嘩を売られますが、やり返さずに笑い飛ばし気にも留めませんでした。
別の日、またも酒場に山賊たちが現れ、シャンクス達のことをバカにして笑っていました。それを聞いていた少年が「バカにするな!」と怒り、山賊たちに殴りかかりますが、逆に捕まってしまいました。
そこへ航海から帰ってきた赤髪海賊団。傷つけられている少年を見て「友達を傷つけるような奴は許さない!」と、怒りをあらわにします。海賊たちをバカにしていた山賊たちは、銃を突きつけて脅しますが、海賊たちのほうが何枚も上手、あっという間にやられてしまいました。
その時、海賊に憧れる少年は、シャンクスという男の優しさと偉大さを知るのでした。
シャンクス(ワンピース):名言、考え方が違うから別々の道を好きに行きゃいいんだ それが海賊だ!! !をご紹介
シャンクス
出典:第3巻第19話 悪魔の実 よりー
若き海賊見習いシャンクスは、船上での夜の宴を抜け出して、希望溢れる未来について、仲間と語り合っていました。
見習い時代のシャンクスには、ライバルがいました。同じ船に乗る見習い、後の「道化のバギー」です。お互いに認め合ってはいるものの、バギーとはいつも喧嘩ばかり。北極と南極どっちが寒い?と言い合って喧嘩になったこともありました。
敵の海賊に勝利したら始まる、いつものどんちゃん騒ぎ。宴を抜け出し、こっそり宝の地図を手に入れてほくそ笑むバギーと、抜け出したバギーを呼びに来たシャンクス。二人はいつの間にか、未来について語り合っていました。
奪ってナンボの海賊を目指すバギーと、世界を見てまわりたいと言うシャンクス。バギーは笑って「海賊らしくない」と言い、「部下にしてやってもいい」とシャンクスを誘いますが、「お前の部下だと⁉ふざけんな。」とシャンクスはあしらいました。「別々の道を進むなら、のちに海で会えば敵同士、殺し合いだな。」と言うバギーに、「それも海賊だな。」と返すシャンクスでした。
のちに「四皇」にまで昇り詰めるほど強力な海賊団を、まさか自分が率いることになろうとは、この若き見習いの二人には、知る由もありませんでした。
シャンクス(ワンピース):名言、泣いたっていいんだ......!! 乗り越えろ!!! !をご紹介
シャンクス
出典:第60巻第590話 弟よ よりー
シャンクスが自分の左腕を懸けてまで守った「新しい未来」は、乗り越えられなかった大きな壁を前に傷つき倒れ、立ち上がれなくなっていました。
「火拳のエース」の公開処刑を火種に勃発した、海軍本部マリンフォードでの頂上決戦。戦いは熾烈を極め、四皇の一人、白ひげまでも命を落とす事となり、一度は処刑から逃れたエースは再び捕らえられ、海軍大将の手によって命を奪われてしまいます。
海軍はエースを救い出しに乗り込んできた義弟までも討とうと追い込み、さらに、既に戦意を失っている他の海賊達までも一掃しようと、攻撃の手を緩めません。
猛烈な戦火の中へシャンクスは割って入り「これ以上の争いは互いに無益」「暴れ足りない奴は、俺たちが相手になってやる」と、世紀の頂上決戦を鎮めました。
目の前で義兄を殺され、失意で気を失った若き海賊は、かつて自分が未来を懸け、左腕を犠牲にしてまでも守り、そして大事な麦わら帽子を預けた、海賊に憧れていた少年でした。
義弟を守ったがゆえに命を奪われたというエースの最後に驚き、かつての船長だった海賊王を思い出しながら、白ひげとエースの弔いを終えたシャンクス。麦わら帽子を預けた若き海賊が再び立ち上がるのを、ただ祈るしかありませんでした。
シャンクス(ワンピース):名言、おれは友達を傷つける奴は許さない!!!! !をご紹介
シャンクス
出典:第1巻第1話 ROMANCE DAWNー冒険の夜明けー よりー
赤髪海賊団が東の海(イーストブルー)での航海の拠点に選んだ港村には、海賊に憧れる少年がいました。
シャンクスが出会った、海賊に憧れる少年。「航海に連れて行ってくれ!」という頼みを断ってはいましたが、シャンクスは少年のことをとても気に入っていました。
ある日、シャンクスたち海賊団がたむろしている酒場に、山賊団が入ってきました。酒は海賊たちが全部飲んでしまったという店主の言葉を聞いた山賊の頭は、シャンクスに喧嘩を売りますが、シャンクスは相手にせず、笑ってやり過ごします。ですが、その場に居合わせた少年に「弱虫!」とシャンクスは失望されてしまいました。
ある日シャンクス達が航海から帰ってくると、誰も迎えがありませんでした。街へ入ってみると、いつかの山賊が、少年を囲んでいじめていました。「弱虫!」と言われたけど友達は友達、傷つけられているのを見たシャンクスは激怒し、山賊たちを一瞬にして倒したのでした。
海賊に憧れる少年はシャンクスを見直し、海賊への憧れをさらに強くしたのでした。
シャンクス(ワンピース):名言、おれ達が相手をしてやる!!! !をご紹介
シャンクス
出典:第59巻第580話 終戦 よりー
海軍本部マリンフォードでの頂上決戦。もはや惨劇と化した戦いを止めたのは、四皇の一人、赤髪海賊団のシャンクスでした。
「火拳のエースと黒ひげのティーチを会わせたら、時代が暴走を始める。そうなる前に止めなければ。」そうシャンクスは憂いていました。
しかし、現実はそうは行きませんでした。同じ四皇に名を連ね、エースと黒ひげのキャプテンでもある白ひげの説得をシャンクスは試みましたが、受け入れてはくれませんでした。その結果、エースは黒ひげの罠にはめられ、囚われの身となり、マリンフォードで公開処刑されてしまいます。
エースを救い出そうと乗り込んだ白ひげ海賊団連合、迎え撃つ海軍本部の将校たち、そこにエースの義弟率いる脱獄した海賊たち。頂上決戦は混乱を極め、一度は救われたエースも海軍大将に討たれ、白ひげも命を落としてしまいます。
エースの処刑という目的を果たしながらも、逃げる海賊たちを深追いする海軍。そこに割って入ったのが、赤髪海賊団のシャンクスでした。
始まってしまった時代の暴走を止めるべく、シャンクスは命を張って世紀の頂上決戦を止め、そして「新しい未来」の小さな灯が消えぬよう、そっと救い出したのでした。
シャンクス(ワンピース):名言、無事でよかった!をご紹介
シャンクス
出典:第1巻第1話 ROMANCE DAWNー冒険の夜明けー よりー
まだ若き海賊だった頃、シャンクスは、片田舎の港村に小さな”新しい時代”の灯を見つけ、自らの左腕を犠牲にして守ったのでした。
東の海(イーストブルー)での航海の拠点として滞在した港村で、シャンクスはある少年と出会いました。少年は海賊に憧れていて、しきりに「航海に連れて行ってくれ!」とせがみます。航海に連れて行くことはありませんでしたが、シャンクスは少年をとても気に入り、酒場で一緒に楽しく遊んだりしていました。
ある日シャンクスが航海から帰ってくると、少年が山賊にいじめられていました。怒ったシャンクスは山賊たちをコテンパンにしますが、山賊の頭に少年を攫われてしまいます。まさかここまでは追ってこれまいと、海へ逃げた山賊のお頭。そこへ海の主と呼ばれている海獣が現れ、山賊の頭は食べられてしまいます。
一人残った少年も海の主に食べられそうです。間一髪でシャンクスが駆け付け、少年を救い、覇気で海獣を追い払いました。でも無事に助け出した少年はなぜかワンワンと泣いています。なぜならその時、シャンクスの左腕は、海獣に嚙み千切られて、無くなっていたからでした。
シャンクスは少年が、海賊を馬鹿にした山賊に腹を立て殴りかかった為にいじめられていたのを知り、犠牲も顧みず少年を助けたのでした。
シャンクス(ワンピース):名言、敵船につき、......少々威嚇した!をご紹介
シャンクス
出典:第45巻第434話 白ひげと赤髪 よりー
いまや大海賊となり「四皇」の一人とまで言われるようなった赤髪海賊団。そのお頭であるシャンクスと、同じく四皇の白ひげが顔を合わせるというのですから、何が起きるかわかりません。海軍本部は最上級の厳戒態勢を敷き、その情報は”聖地マリージョア”にも届き、五老星たちをも震え上がらせました。
周りの騒ぎをよそに、当の本人の白ひげは威風堂々。「良い酒もってきたんだろうなぁ?小僧が」と、ドカッと甲板に座りシャンクスを待ち構えます。
対するシャンクスもまた、大きな酒を手土産に、大勢の乗組員が乗る白ひげの船へ単身で乗り込んできたのです。白ひげ海賊団の若い衆が気を失うほどの”覇気”を放ち、静かに威嚇しながら。
シャンクスは白ひげと話し合いに来たのでした。鉄の掟を破った元白ひげ海賊団の”黒ひげのティーチ”と、それを討つべく追いかける白ひげ海賊団の2番隊隊長”火拳のエース”。
チカラのある二人が今向き合えば、時代が暴走し始め、誰にも止められなくなるのを憂い、追いかけるエースを止め、ティーチから手を引くようにと、頼みに来たのです。
「言うようになったなハナタレ坊主が。俺に指図するなんて100年早え!」と白ひげは突っぱね、話し合いは決裂。互いの剣を交えた時、天が割れたのでした。
シャンクス(ワンピース):名言、「なあ、ベック…そろそろ奪(と)りに行こうか」「ワンピース」!をご紹介
シャンクス
出典:第104巻第1054話 炎帝 よりー
航行中のシャンクスの目に止まった1枚の手配書、それは、あの東の海で出会った少年の、また一段と懸賞金が高額になっていた手配書でした。
ワノ国近海を航行中の赤髪海賊団。シャンクスにとって、そこはとても懐かしい島でした。海賊王ロジャーの船に見習いとして乗っていた頃、鎖国しているワノ国から逃げ出した大名”光月おでん”とも共に航海していた時期があったからです。
どうやら今、自分の麦わら帽子を預けた少年が、そのワノ国に滞在しているようでした。赤髪海賊団の幹部たちも少年に会いたがっています。しかしシャンクスは「会う気はない」と言います。
偉大なる航路の後半、しかもワノ国の近海ならば、最終地点まではそう遠くないはずです。縄張りをめぐる小競り合いを片付けたり、新時代の若い海賊にケンカを売られたりしながら、悠々自適な航海を続けてきた赤髪海賊団。
懐かしの島に想いを馳せ、昔の友の成長を目の当たりにしたシャンクスは、長い航海の行き着く場所にあるという、”ひとつなぎの秘宝”を手に入れる決意をしました。
シャンクス(ワンピース):名言、「そんなに怖いか?」「”新時代”が」!をご紹介
シャンクス
出典:第104巻第1055話 新時代 よりー
海軍大将の妙な動きを察知したシャンクスは、”覇気”を放って威嚇し、新時代の若い芽が摘まれるのを止めたのでした。
新聞の折込にあった手配書を見て、昔の友がとてつもなく大きくなったことを知った赤髪海賊団。大切な麦わら帽子を預けたその少年が、今ちょうど通りかかった島に滞在しているようです。そして、その島に別の気配があるのも察知しました。どうやら海軍大将が秘密裏に乗り込んでいるようです。
島では宴が催されていました。長きに渡り島を支配していた大海賊が、新時代の若き海賊達の手によって倒された為、住民たちが独裁から解放された喜びの盃を交わしていたのです。英雄とも呼んでいいその若き海賊を、海軍大将は、あわよくば捕えようとしていたのです。
そうはさせまいと、若き海賊と共に戦い、島の新たな長となった若者とその幹部たちが、海軍大将を追い払おうとしますが、大将の進軍は止まりません。
島の近海でその状況を悟ったシャンクスは、海賊の歴史を変えて疲れきった新時代の”新緑”たちが摘まれてしまわぬよう、”覇気”を飛ばして海軍大将の動きを封じました。
シャンクス(ワンピース):名言、エースを止めてくれ!をご紹介
シャンクス
出典:第45巻第434話 白ひげと赤髪 よりー
時代の暴走を憂いたシャンクスは、昔からの顔馴染みで敵対関係でもある”白ひげ”の船に、単身で乗り込んできました。
ロジャーの処刑から始まったと言われる「大海賊時代」も、年月が経ち、”四皇”と呼ばれる4つの大海賊が、勢力の均衡を保ちながらにらみ合う、ある意味”静かな時代”を過ごしていました。
しかし、その均衡が崩れる時が近づいてきました。四皇の一人”白ひげ”海賊団の中で「仲間殺し」があり、その犯人が逃げたのです。犯人を追うのは同じ海賊団の2番隊隊長”火拳のエース”です。若くして隊長を勤めるエースはもちろん強いのですが、裏切り者の犯人”黒ひげのティーチ”もまた、白ひげというデカイ名の陰に潜んで”チカラ”をつける機会を伺っていて、そして強大なチカラを得ていたのでした。
今はまだあの二人をぶつける時じゃない、そう考えたのは、四皇の一人である赤髪海賊団の大頭、シャンクスでした。二人がぶつかると時代が暴走を始め、誰にも止められなくなることを悟ったシャンクスは、エースとティーチの”親父”である白ひげに、エースを止めるよう、話し合いに来たのでした。
シャンクス(ワンピース RED(レッド)):名言、「好きなようにやらせればいい」「こいつらにとっては真剣勝負なんだ」!をご紹介
シャンクス
出典:映画ワンピース FILM RED よりー
イーストブルーの港村に滞在していたシャンクスは、酒場の外で遊んでいる子供たちを、愛おしそうに眺めていました。
若かりし頃の赤髪海賊団は、敵から奪った宝の中に、小さな女の子が紛れ込んでいるのを見つけました。シャンクス達は、歌が大好きなその女の子に「ウタ」と名付け、娘のように可愛がり、航海を共にしていました。
ある日シャンクス達は、航海の拠点に据えたイーストブルーの港村で、海賊に憧れているという少年に出会いました。シャンクスの娘ウタと少年は意気投合し、赤髪海賊団が航海から戻ってくるたびに、酒場の前で「勝負ごっこ」をして遊んでいました。
次の航海にはウタと少年どっちがついて行くか、毎回その勝負をしていたのです。時にはちょっと危ない勝負をしていた二人を、酒場の女店主は止めに入ったりしていましたが、シャンクスと赤髪海賊団は、笑って見守っていました。
なぜなら、二人の子供の勝負は、「ごっこ」なんかじゃなく大真面目で、航海についていくのも、残って見送るのも命がけなんだということを、知っていたからでした。
シャンクス(ワンピース RED(レッド)):名言、「心配するな、ルフィ」「ウタはな、歌手になるために船を下りた」「ただそれだけだ」!をご紹介
シャンクス
出典:映画ワンピース FILM RED よりー
ウタは自分で自分の道を選んだ。と、シャンクスは港で待っていた少年に、そう告げるしかありませんでした。
敵船から奪った宝の中に紛れ込んでいた小さな女の子。赤髪海賊団はその子に「ウタ」と名付け、シャンクスの娘として、一緒に航海をしていました。
東の海の拠点に据えた港村で、ウタは一人の少年と仲良くなりました。二人はいつも、どちらが次の航海に付いて行くかを掛けた「勝負ごっこ」をしていました。
なぜか必ず少年が負けるので、ウタが航海に付いて行くことになり、結局、少年が航海に出ることは一度もありませんでした。
ウタは歌を唄うのがとても上手でした。その歌は赤髪海賊団だけでなく、村の皆も魅了してしまう程でした。ウタは皆に褒められるのがとても嬉しくて、「アタシは赤髪海賊団の音楽家なんだ!」と、とても誇らしげでした。
ある日、いつものように赤髪海賊団が航海から帰ってきました。航海の話を聞くのが楽しみな少年は、ウタを出迎えます。ところが、ウタが船から降りてきません。
不思議に思った少年がシャンクスに尋ねました。「ウタはどこ行ったの?」
歌が好きで唄うのが上手だった為に、ある事件を起こしてしまったウタ。そのウタを守る為、シャンクス達は、悲しい別れを選ぶしかありませんでした。
シャンクス(ワンピース RED(レッド)):名言、「久しぶりに聴きに来た…お前の歌を」!をご紹介
シャンクス
出典:映画ワンピース FILM RED よりー
赤髪海賊団の船長シャンクスは、自分の娘に危険が迫っているのを感じ、久しぶりに会いに来たのでした。
今や世界中の人気を集める歌姫、ウタ。素性を隠して配信されていたその歌声は、まさに”天使の歌声”と評されていました。そんなウタが初めて姿を現すライブが開催されました。
ライブ会場は超満員。世界中から集まってきた観客は大盛り上がりです。観客の中には麦わらの一味もいます。
じつはそのライブは、ウタが”悪魔の実”の能力を使い、世界中の人間を”理想の世界”に永遠に閉じ込めるという、ウタの策略だったのです。
ウタの”ウタウタの実”の能力とは、歌声を聞いた人間の心を、ウタの望んだ幻想の世界へ取り込むというもの。心を取り込まれた人間の体は眠ってしまいます。
海賊に捨てられたという過去を持つウタは、海賊を憎んでいました。眠り続ける麦わらの一味に止めを刺そうとしたその瞬間、ウタの父親、赤髪海賊団のシャンクスが止めに入りました。
娘の一大事に駆け付けたシャンクスは、久しぶりに顔を合わせた娘に、優しく言葉をかけたのでした。
シャンクス(ワンピース RED(レッド)):名言、「こいつは…俺の娘だ」「俺達の大切な家族だ」!をご紹介
見出しテキスト
出典:映画ワンピース FILM RED よりー
12年前、最愛の娘と別れなければならなかった赤髪海賊団。シャンクスは、最後まで自分の娘を守り通したのでした。
ウタウタの実の能力を使い、世界中の人々を仮想世界へ取り込もうと計画した”歌姫”ウタ。計画は暴かれ、海軍や海賊たちに阻まれてしまいます。
自分を捨てた海賊を憎んでいるウタは、魔王トットムジカを呼び起こし、現実世界と仮想世界の両方を滅ぼそうとします。
現実世界と仮想世界、両方から同時に攻撃を仕掛け、魔王トットムジカを倒したシャンクスたち。しかし、人々の心はトットムジカの支配する仮想世界に残ったままです。
それに気付いた現実世界のウタ、眠れなくなるという”ネズキノコ”を食べて唄い続け、その上トットムジカに取り込まれ瀕死の状態でしたが、人々を救う為、最後の力をふり絞って”天使の歌声”を放ちます。
天使の歌声の力で世界中の人々の心は無事に解放されました。力尽きたウタをシャンクが抱きしめます。その赤髪海賊団を海軍が取り囲み、大罪人のウタを引き渡すように言いますが、シャンクスが大きな”覇気”を放ちそれを退けました。
ウタを抱き抱え船に戻った赤髪海賊団は、甲板の上で、大切な家族との最後のお別れをしたのでした。
シャンクス(ワンピース):名言・名セリフを紹介する動画をご紹介
ワンピース 赤髪のシャンクスの名言・名場面集 【OnePiece】:OneTube
「OneTube」というチャンネルで4年前に投稿された動画です。原作漫画の切り抜きとセリフのテロップを合わせた静止画像に、アニメでのセリフが流れるという、いたってシンプルな構成なのですが、画像で原作漫画を思い出させ、聞こえてくるセリフからアニメも思い出させてくれるので、視聴者の心にとても強く響いてきました。
セリフのチョイスも秀逸で、筆者がこれまでに取り上げてきたセリフもいくつか入っており、解説などは全く入っていませんが、シャンクスというキャラクターの個性が充分に伝わってきます。
視聴回数も109万回を超えていて、非常に人気があります。
ワンピースを思い出して再読や再視聴したくなる、鑑賞するには持ってこいの動画です。
シャンクス(ワンピース):名言・名セリフを聞いたファンの感想をご紹介
シャンクスと赤髪海賊団は、麦わらの海賊団が越えなければならない、最終地点なのだということを、改めて知りました。
ワンピースの主人公ルフィをたぶらかし、海賊の世界へ引きずり込んだ張本人、赤髪海賊団の”お頭”シャンクス。イーストブルーのフーシャ村でのルフィの第一印象はどんなものだったのか気になります。からかってごまかしたりしながらルフィの乗船を拒否していたのは、ルフィの「海賊になりたい」という覚悟を見極めていたからではないでしょうか。
ルフィが手配書が出るほどの海賊になったのを知って、昔のライバルを巻き込んで宴を催すあたりは、子供の成長を喜ぶ父親のようですし、マリンフォードの頂上決戦の最中に颯爽と現れて、気づかれないようにしながらルフィを助けたり、平和を取り戻したワノ国に乱入してルフィを捕えようとする海軍大将を止めたりするなど、陰からルフィをそっと支える行動は、子供を見守る父親のようで、観ていて微笑ましくもありました。
これまでの登場回数は少ないものの、物語の重要なカギを握っているであろうシャンクス。今後の活躍が楽しみです。