この記事では、キャッツ・アイ:完結?最終回、ネタバレを含む最後のラストシーンの結末!|ファンが徹底考察!? をご紹介しております。
キャツアイとは北条司先生が1981年から1985年にジャンプに掲載した作品です。
作者の連載デビューにして出世作でもあります。
キャッツ・アイとは
『キャッツ♥アイ』は北条司先生による日本の漫画作品です。1981年から1985年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されました。単行本はジャンプ・コミックスより全18巻が発売されています。
この作品は、怪盗キャッツアイと若い刑事内海俊夫(うつみとしお)の対立、そして来生瞳(きすぎひとみ)との恋愛を描いています。キャッツアイは美術品を狙う怪盗で、瞳、来生泪(きすぎるい)、来生愛(きすぎあい)の三姉妹がメンバーです。
キャッツアイの正体は警察には知られておらず、内海俊夫もその一人です。俊夫と瞳は恋人同士ですが、俊夫はキャッツアイの正体に気づかないまま捜査を続けます。
この設定は「母親が泥棒で父親が警察」という案が元になっています。各話の繋がりを持たない1話完結の形式が採用されています。
連載当時、1980年代前半の日本が舞台であり、キャッツアイのターゲットはミケール・ハインツというヨーロッパの画家の作品や遺物ばかりです。この設定には秘密があり、物語の中で徐々に明かされていきます。キャッツアイは予告状を送り、華麗な手口で盗みを行います。
読者からの支持も高く、連載終了後には後日譚が掲載されました。テレビアニメ化、実写映画化、小説化などのメディアミックス展開も行われ、アジアやヨーロッパでも人気を博しました。
特にフランスでは高い人気を誇り、2023年にはフランスでテレビドラマ化されることが発表されました。
『キャッツ♥アイ』は、日本のみならず国際的にも愛される作品です。2022年には40周年を記念した原画展も開催され、連載当時の漫画原稿やカラー扉絵が展示されました。この作品は、北条司の連載デビュー作であり、多くの読者に強い印象を与え続けています。
キャッツ・アイ :完結しているか?をご紹介
キャツアイとは北条司が1981年から1985年にジャンプに掲載した作品です。
作者の連載デビューにして出世作でもあります。
累計発行部数1800万部を超えた作品でアニメ・ドラマ・小説・実写映画化もされています。
全18巻で完結はしてはいるのですが、アニメが始まったために作者の考えていた来生三姉妹と父と再会するまでではなく瞳と俊夫との恋愛の行方で終了しています。
キャッツ・アイ :北条司が明かす最終回の名セリフ秘話&続編を描かない理由をご紹介
この作品は読み切りで書いた作品で、その後連載が決まりました。
作者の中には構想もなく連載がスタートしてしまい最初のころはお父様と関係ない宝石等も盗んでしまって後付けで設定ができて行きました。
最終回の俊夫が記憶喪失になった瞳に対して「こんなすばらしいことってありませんよ。瞳ともう一度恋が出来る」という名台詞は担当者の友人の妻が同じ状況になった時に友人が言った言葉が元になっており、実話です。
作者もこの話を聞いてすごくいい話だなと思い、編集者からもこれをネタにかけないか言われ、最終回の素敵な名言が誕生しました。
ファンからもお父様と再会できていないこと等から、続編を期待されている声も上がっていますが作者は「自分としてはお父さんを見つけて、みんなで幸せに暮らしてほしなと感じていますが、続編を書こうと思ったことはない」とはっきりコメントを出しています。
キャッツ・アイ :完結?ネタバレを含むあらすじ・見どころをご紹介
完結はしていますが、一番の目的だったお父様には会えないままで終わっています。
見どころと言えば、まず少年ジャンプでシティーハンターもそうですが主人公が20才を過ぎている事でしょうか。その頃の少年誌では未成年が活躍する作品がほとんどの中、年齢設定が高い作品でした。
ナイスバディのお姉さんたちがレオタードを着て泥棒をするのですが一切エッチな要素はなく子どもが見ても大丈夫な作品でした。
もう一つは泥棒姉妹がやっている喫茶店とキャッツアイを追っている犬鳴所が目と鼻の先で、警察がコーヒーなどを注文して警察に届けていて、盗聴で警察がどう動くのか聞きながら絵を盗みに行き、ルパン三世やまじっく快斗(怪盗キッド)と同じように警察も警備を工夫しますがそれもむなしく盗まれて悔しがるのも面白いです。
そしてキャッツアイの瞳とキャッツアイを追っている内海敏夫が高校生時代からの恋人同士というのも見どころの一つではないでしょうか。
キャッツ・アイ :完結?最終巻(漫画)のネタバレを含むストーリーをご紹介
お父様探して絵画を盗んでいた3姉妹ですが海の中にアフロスの像があることを知ります。クラナッフという人物とアフロス引き揚げ方が記されている3枚の絵を賭け勝負をします。実はクラナッフはお父様と双子の兄弟で嫉妬から裏切った人物でした。
最後はアフロスの引き揚げのカギを知るシンジケートも集めており、クラナッフともども自爆しました。3枚の絵をアクロポリス宮殿に戻しお父様の危険が去った事でキャッツアイという泥棒は終了します。
そして瞳は俊夫に正体を明かし、さようならを言います。アメリカにお父様がいるという情報が入り3姉妹はアメリカに行きます。それを神谷真人(ねずみという怪盗)から聞かされ警察に辞表を出しアメリカに行きます。
そこで見たのはビールス性脳膜炎の一種の病にかかり記憶喪失になった瞳でした。前に二人で聞いたオルゴールを俊夫が鳴らすと誰とも喋らなかった瞳が俊夫にだけ心を開きます。「瞳ともう一度恋が出来る」と言って二人で海に行き楽しく遊んでいる姿で終わります。
この状態で作者が言っていたように父親と会い仲良く暮らすというのは想像が出来ませんが、命の危険をクラナッフが排除してくれているのでそのうちひょっこり現われて、そのことで瞳の記憶も戻ってくれればいいなと思います。
キャッツ・アイ :完結?最終回(アニメ:第1期)のネタバレを含むストーリーをご紹介
マーメード号に乗って醍醐二郎という人物が日本にやって来ます。醍醐二郎はハインツのコレクターで船にも人魚の涙という絵画を乗せていました。当然キャッツアイは盗みに行きます。しかし絵には何も仕掛けがありません。
不思議に思っていると部屋の扉の方からレーザーが張り巡らされ隠し扉の中に閉じ込められます。
醍醐二郎は警察からキャッアイを守り、農夫に銃という絵画がある国の大統領候補が銃を向けている方でこれが世に知れれば大統領にはなれない事で全組織から狙われている事を聞きヨーロッパに向かうことになります。船に向かっている途中、船の中で醍醐二郎は暗殺者に殺されてしまいます。
大使館に逃げ込んだ暗殺者とその依頼をした大臣から絵を盗むため大使館に乗り込み、大臣からお父様はパリにいる事を吐かせ、暗殺者と大臣を捕まえ大使館の外に縛り警察が捕まえられるようにして、パリに行くことを決めます。
最後に俊夫にあった瞳はヨーロッパ旅行に行くと伝えます。俊夫は一週間やそこらで帰ってくると思っていて、気軽に行って来いと言いますがいつ帰れるかわからない瞳は俊夫にキスをします。そして三姉妹はパリに行きます。
第一期なので2期が決まっていたのならフランスから帰ってくることも考えての事でしょうが最終回に突然パリに行くというのは不自然だなと思います。
さして婚約している瞳と俊夫がキスまでという清い関係なのも不思議です。
そこは少年誌だからなのでしょうか。
キャッツ・アイ :完結?最終回(アニメ:第2期)のネタバレを含むストーリーをご紹介
に期の最終回は愛の高校でキャッツアイの演劇をすることになります。本人たちがその役で芝居をするというもので警察者の面々もノリノリです。今回のターゲットくろかわのりこも演劇部の先輩でこの劇に乗じて宝石を盗む計画を立てます。
もちろん盗まれる役です。設定上俊夫は今回キャッツを逃がしたら首になります。演劇部の出し物なのに演劇部員が出てないのはおかしいのですが、大人たちは気にせず劇をします。キャッツから予告状が届き、のりこを警察が守るというお話が進みます。
のりこがブローチから指話に宝石を急に変えたのですが眠らせている間に、愛がイミテーションに変え盗みは成功しました。劇の中ですが俊夫に警察を首になって欲しくない瞳がキャッツとして逮捕されます。
それを見ていたのりこが盗まれていないし今日の事は何もなかったという話にして瞳の逮捕もなくなり大団円で劇は終了します。
劇が終わった後、キャッツの予告状は本物で盗まれたと知る警察でした。
コメディ満載のお話しでしたがこれが最終回?という消化不良満載の最終回でした。
もしかしたら第三期も計画していたのではないでしょうか。
キャッツアイの正体は誰か?:ネタバレを含む人物をご紹介
キャッツアイは来生三姉妹の泥棒で、泪・瞳・愛の三人が活躍する作品です。
ミケール・ハインツと来生真璃絵との間に生まれた子供たちで、ハインツがアラナイのアフロスを所有していたことから世界中の美術シンジケートから狙われる身となったため、身内に被害が及ばないよう大戦後死亡したとし、愛がお腹の中にいる真璃絵たちから姿を消しました。
その後は真理恵と日本に戻り4人で暮らしていましたが、真璃絵がいつ亡くなったかは定かにされていません。ハインツの行方を知るためキャッツ・アイとしてハインツの作品を盗んでいきます。
(この設定は中期以降に作られました)
キャッツカードと呼ばれるカードで犯行予告を送り、その時間に盗みに行くというスタイルを取り、それまでに作戦を練って盗みに行きます。
~来生三姉妹とは~
来生泪
三姉妹の長女で喫茶店キャッツアイのオーナーであり妹たちが成人するまで保護者的な役目を担う。妖艶な美女で真璃絵と同じところに黒子がある。
キャッツの仕事としては冷静沈着で失敗のできない現場では司令塔の役目を果たす。
またターゲット決定し・情報収集・綿密な計画立案等事前調査に動くことが多い。
銃の腕前も相当なものです。泪は頭脳明晰で語学も堪能、特殊免許や特技をもつ。全姉妹変装には長けているが男装姿は非常に様になり、浅谷が恋心を抱いき、警察では男キャッツと呼ばれるほど。
泪に恋心を持つ男性は多くアプローチされたりしていますが特定の恋人はいない。
来生瞳
三姉妹の次女で初登場時は21才。ストレートの長い髪がよく似合う爽やかな美女。
姉妹の中で抜群の運動神経・行動力に優れており、盗みの時も主に瞳が行動する。
性格は明るく快活、ただ恋愛に対してはやや奥手である。
高校時代からの恋人俊夫がいるがキャッツである自分とキャツを追っている俊夫なので正体がばれたら関係が終わることを意味しているため覚悟を持ってキャッツをしている。
作中のある時から黒髪の中に金髪が混じるようになった。そこで髪全体を金髪にし、カラーコンタクトを入れ外人と思わせ堂々と顔を見せるようになった。キャッツの瞳は俊夫を仲間にしようと誘い、愛情表現を行っていき、瞳と俊夫はキャッツと瞳の中で揺れ動いていく。
全ての作品を収集し終え、瞳は自分がキャッツだと明かしアメリカへ旅立つ。
俊夫は「瞳がキャッツでよかったと」ねずみに言い、辞表を出してアメリカに渡る 。
アメリカで行くと瞳は記憶喪失になっており、「また瞳と恋が出来る」と言って一緒に暮らしていく。
来生愛
来生三姉妹の三女で連載時は高校生だったが大学生になっている。ショートカットと大きな瞳が特徴のボーイッシュな美少女。いつも笑顔を絶やさない明るい性格だが盗みを遊びの延長として考えていて、一度機嫌を損なうとなかなか機嫌が直らない一面もある。
コンピューターや機械に強く、操作や制作を得意としていてキャッツの盗みの際に使う特殊な道具のほとんどが愛の作ったものである。
失敗作を作ることもあり盗みの時にアクシデントになる事もある
また美術品を見極める審美眼に優れていて姉たちから信頼されている。
ハインツと離れ離れになった時、愛は真璃絵のお腹の中で父を見たことがないため父性を感じる男性に淡いあこがれを抱いている。
愛だけが目に関係してない名前だが、ハインツが去る時英語の逢いEYEからとって愛になった。
キャッツ・アイ :完結?キキャッツ・アイレオタードを着ている理由は何ですか?をご紹介
作者は最初ボディスーツつもりで書いていました。ちょうどその頃ジャズダンスでレオタードを着て踊るのが流行っていて、編集者がこれはレオタードだと捉えたようでトレードマークになりました。
泪は紫(原作では黄色もある)、瞳は青、愛はオレンジで他の姉妹とは違いえりのついたレオタードを着ています。
キャッツ・アイ :完結?キャッツ・アイとシティーハンターの関係は?をご紹介
漫画内では海坊主がやっている喫茶店がキャッアイという名前だったとしか接点はありません。
2019年に公開されたシティーハンター劇場版新宿プライベートアイズで、キャッツが登場しました。たまたま日本に帰ってきていたキャッツ達はオーナーをしている海坊主のキャッツアイがぼろぼろになっているのにおどろきます。
そして共闘し敵を倒します。次のエンジェルダストにも登場します。
神谷真人(ねずみ)をモデルにし冴羽遼が作られたのも驚きです。
キャッツ・アイ :完結?最終回(アニメ・漫画)・結末のファンの感想・考察をご紹介
作品を作りながら色々変更しているので仕方がない事だと思うのですが、愛する家族をそっちのけで20年以上行方不明のハインツですが、キャッツもハインツも資産家なのですから、どこか見つからないような島を買って一年に一回でも会えるんではないでしょうか?
最後の方でハインツの危険はなくなったのですから、アメリカに行ったキャッツと直ぐ会ってほしいです。瞳の記憶が戻るかもしれませんし、泪には「今までよく頑張ったね」そして愛を抱きしめて欲しいです。
欠局、家族の身の安全から去った父親ですが、娘たちは父親に会うために危険な泥棒にならなければなりませんでした。そこのところをハインツが止めないのもどうかと思いますし、キャッツ達が思っているような父親ではないのでは?とも考えられるのです。
20年も会っていなければ性格も変わりますし。
劇場版にキャッツが現れたのなら、是非その辺を漫画でなくていいので映画の中ででも入れて欲しいなと思います