この記事では、甲鉄城のカバネリ:完結?最終回、ネタバレを含む最後のラストシーンの結末!|ファンが徹底考察!?をご紹介しております。

「鋼鉄城のカバネリ」ですが、2025年現在おそらく完結しております。
本作はアニメ作品として2016年に1クール放映後、マンガ版や小説版、劇場版、ゲーム版等様々なメディアミックスが発売されました。
甲鉄城のカバネリとは
『甲鉄城のカバネリ』は、WIT STUDIOが制作したオリジナルアニメです。
2016年に放送され、蒸気機関が発達した極東の島国・日ノ本(ひのもと)を舞台に、不死の怪物・カバネとの戦いを描いています。
物語の中心には、装甲蒸気機関車・甲鉄城に乗る人々がいます。襲い来る脅威に立ち向かい、生き抜く姿が描かれています。
アクション作画に定評のある荒木哲郎が監督を務めています。
シリーズ構成と脚本は大河内一楼が手掛け、音楽は澤野弘之が担当しています。
キャラクター原案は美樹本晴彦が担当し、登場人物の造形にこだわりが感じられます。
蒸気機関を駆使する世界観や、剣と銃を用いた戦闘が特徴です。スチームパンクや時代劇、バトルアクション、ゾンビ要素が融合した作品です。
主人公の生駒(いこま)は、カバネに対抗するために自らを変える決断をします。
仲間とともに戦い、苦境を乗り越えようとします。
ヒロインの無名(むめい)は、優れた戦闘能力を持ち、冷静な判断力で仲間を導いていきます。
どちらも困難を乗り越えながら成長する姿が印象的です。
監督は、「負け犬がリベンジするドラマを作る」と語っています。
逆境に追い込まれた者が、知恵と努力で運命を変えようとする展開に共感を覚えます。
スピード感のある戦闘や、緊張感のあるストーリー展開が魅力です。
敵の脅威だけでなく、人間同士の対立も描かれており、緊迫感が増しています。
王道のストーリーに、独自の世界観と高い作画技術が組み合わさっています。
熱い展開と手に汗握る戦闘が続く物語です。
完結しているか?をご紹介
「鋼鉄城のカバネリ」ですが、2025年現在おそらく完結しております。
本作はアニメ作品として2016年に1クール放映後、マンガ版や小説版、劇場版、ゲーム版等様々なメディアミックスが発売されました。しかし、マンガ版はアニメとほぼ同じ内容で完結し、2025年現在まで続いている作品はございません。
アニメの内容的に話が全て終わっているわけではないため、続編を作れそうではありますが2025年現在、アニメ続編の情報がないため完全完結したものと思われます。
シナリオも映像もかなりクオリティの高い作品になりますので、もしかしたら今後復活する可能性もございますが、数年は音沙汰がないため、見込みは薄いと思われます。
最終回がひどい?理由をご紹介
優れた設定とシナリオがウリの本作ですが、アニメ最終回の評価はあまり高くありません。
その理由ですが、一番は根本的な話が何一つ解決しないまま完結してしまった事です。
本作はカバネと呼ばれるゾンビのような化け物が巣食う江戸時代風の世界で半分カバネになってしまった主人公が活躍すると言う話なのですが、最終回ではカバネに関しては何一つ解決することなく、この世界における日本(日ノ本)の中心地である金剛郭が崩壊し、将軍や幕府の官僚たちがカバネになってしまって主人公たちだけが生き残るという希望がない最終回であったためひどいと呼ばれるようになりました。
ですが、登場するヒロイン無名の話等、キャラクターが持っていた問題が解決されるなど、ストーリーとしては一区切りついた形となります。
ネタバレを含むあらすじ・見どころをご紹介

カバネと呼ばれるゾンビのような化け物が蔓延る世界の日本(日ノ本)ではカバネから身を守るために高い城壁を持った駅と呼ばれる集落で人々は暮らしていました。
駅と駅の間は駿城(鉄道)で行き来し、人々の生活は蒸気機関によって支えられていました。
そんな世界に暮らす蒸気鍛冶の少年、生駒は独自にカバネを研究し、カバネの鋼鉄に覆われた心臓を貫く銃、「ツラヌキ筒」を開発しておりました。
しかし、カバネに襲われた駿城が生駒の暮らす駅にやってきたことで生駒はカバネに襲われてしまいます。
カバネに襲われるとカバネになってしまいますが、生駒は脳にカバネのウイルスが届かなければカバネにならないことを知っており、自ら首を絞めることでカバネにならずに済みました。
ですが、生駒の身体は既に人間ではなく、人とカバネの中間であるカバネリとなってしまうのでした。
本作の見どころはいくつかありますが、一番は生駒がカバネリと呼ばれる人でもカバネでもない中間の存在になることによって生じる物語が面白いところです。
また、設定等も非常に面白いです。
本作は日本でいう江戸時代のような時代と蒸気機関が発展したスチームパンクが合わさった独特な世界観を持っており、身分として侍がいたり、幕府や城主等がいたりとSFとして面白いです。
他にも侍による刀のアクションやツラヌキ筒を使った叩き方など魅力がたくさんあります。
漫画(最終巻)のネタバレを含むストーリーをご紹介
漫画ですが、アニメとストーリーはまったく同じ内容となります。
磐戸駅にてついに始まった美馬による倒幕。ヌエとなった滅火は作戦通り磐戸駅を壊滅へと導くのでした。
美馬の策略に巻き込まれた甲鉄城は美馬を幕府の中枢である金剛郭へと連れて行くように脅され、ついに金剛郭へと向かいます。
そんな中、無名によって外に突き落とされた生駒も来栖と共に金剛郭へ向かうのでした。
こうして、金剛郭での最終決戦へと向かった面々でしたが、美馬の策略によって計画通り無名がヌエとなって金剛郭を壊滅へと導くのでした。
それを阻止するために黒血漿と呼ばれるウイルス活性剤を使って無理やりカバネの力を引き出した生駒は美馬との直接勝負に勝利したのち、無名を助けるのでした。
アニメ(最終回)のネタバレを含むストーリーをご紹介
日ノ本の中心である金剛郭がカバネによって崩壊し、人々が逃げ惑う中、将軍の息子であり、金剛郭にカバネを持ち込んだ張本人である美馬はこの様を一番喜んでいました。
彼は父親である将軍によって誅殺されかけたことがあり、そのことで性格が歪んでしまったのでした。
生駒はヌエに無名を助けるために黒血漿と呼ばれるウイルス活性剤を使って無理やりカバネの力を引き出すのですが、最後に立ちはだかったのは美馬でした。
なんと美馬も自身をカバネリにしており、生駒と互角の勝負を行いますが生駒がカバネに乗っ取られかけた瞬間を狙った美馬を無名のおかげで目を覚ました生駒がカウンターで打倒し勝利します。
そして、最後は無名によって心臓を貫かれ死亡したのでした。
こうして、金剛郭での戦いは終わりを迎え生き残った人々は甲鉄城に乗り込んで脱出し、生駒と無名もまた生き残るのでした。
映画:甲鉄城のカバネリ 総集編 前編 集う光(ラスト)のネタバレを含むストーリーをご紹介
劇場版の総集編「集う光」ですが、テレビで放映された前半部分をまとめた作品となります。
カバネと呼ばれる怪物が巣食う世界で蒸気鍛冶師の少年、生駒は謎の少女無名と出会いますが、その日のうちに生駒の住まう顕金駅はカバネに侵入されてしまいます。
そんな最中でカバネに噛まれてしまった生駒。通常カバネに噛まれてしまうとカバネにしまいますが生駒はこれまで研究してきた成果を用いることでカバネにならずに済みました。
しかし、生駒は人でもなければカバネでもないカバネリとなってしまったのでした。
こうして、顕金駅がカバネによって陥落した後、生駒を含む生き残った人々は甲鉄城を使って駅から脱出し、日ノ本の中心である金剛郭へと向かって旅立つのでした。
しかし、その旅は決して楽ではなく、生駒をカバネだとして放りだそうとする者が現れたるなどのヒューマンドラマや「黒煙り」や「技とり」と言った通常のカバネとは違った強力なカバネが襲撃してくるなどのバトル等々、危険と隣り合わせの日々となります。
果たして生駒たちは無事に金剛郭へとたどり着けるのだろうか。前編では生駒たちの出立からその旅が描かれます。
映画:甲鉄城のカバネリ 総集編 後編 燃える命(ラスト)のネタバレを含むストーリーをご紹介
劇場版の総集編「燃える命」ですが、前編の続きからラストまでをまとめた作品となります。
様々な障害を乗り越え、結束してきた生駒たちですが、ようやく安全な駅「倭文駅」へとたどり着き久しぶりの平穏な日が始まるのですが、その平穏も長くは続きませんでした。
狩方集と呼ばれるカバネ退治専門組織でそのトップは無名が尊敬する美馬という人物でした。
美馬はカリスマ的な能力を持っており、民からも信頼されている人物でしたが弱肉強食を体現するかのような性格で、生駒とはそりが合いませんでした。
生駒たちはそんな狩方集と共に金剛郭へと向かうことになるのですが、美馬を尊敬する無名との間に深い溝が出来上がるのでした。
こうして、金剛郭手前の磐戸駅まで一緒に向かうのですが、磐戸駅で美馬は幕府に対してクーデターを起こしたのでした。
磐戸駅にカバネを放ちさらには女性のカバネリを黒血漿で強化し複数のカバネで作った化け物ヌエまでも放ち崩壊に導くのでした。
そして、美馬は10年前自分を殺そうとした将軍を殺すために金剛郭へと向かうのでした。
一方、美馬の策を止めようとする生駒ですが、美馬の洗脳によって人形となった無名によって甲鉄城から落とされます。
絶体絶命な中、無名を救うために再び立ち上がった生駒は黒血漿を打ちカバネであふれ始めた金剛郭へと向かうのでした。
最終的に立ちはだかった美馬を倒し、生駒たちは甲鉄城で脱出するのでした。
映画:甲鉄城のカバネリ 海門決戦(ラスト)のネタバレを含むストーリーをご紹介
「甲鉄城の海門決戦」ですが、先の劇場総集編と異なり、完全新作となります。
金剛郭の崩壊から生き延びた甲鉄城の面々ですが、北陸へと向かっていました。
そして、海門駅の前で立ち往生することになります。
海門駅は5年前にカバネに飲まれ以降、大量のカバネの巣窟となっていたのでした。
それを打破するために生駒たちは北陸連合軍と共に海門駅へと攻撃を仕掛けることになりますが、北陸連合軍の大将たちはカバネリである生駒を快く思ってなく生駒の意見も突っぱねさらには軟禁までしてしまいます。
こうして始まった総攻撃でしたがカバネの大軍によって総崩れとなりますが、その裏で海門駅への秘密の抜け穴があることを知り無名たちが城郭へと向かっていました。
北陸連合軍が崩れゆく中、軟禁から逃れた生駒は無名たちを追い、アヤメや来栖は崩れていく軍をまとめ反撃の狼煙を上げました。
海門の城郭へと忍び込んだ無名や生駒たちはかつて5年前海門駅の城主であった景之と出会います。
景之は5年前の戦いによってカバネリとなっており、海門駅のカバネたちをまとめあげていたのです。
そして、城に黒煙りを隠していたのです。このようにカバネリVSカバネリの戦いが始まります。
5年前に人への希望を失った景之と金剛郭までの旅で人への希望を培った生駒たち。
その二人の戦いは生駒の勝利で終わりました。
無事、海門駅を潜り抜けた生駒たちは再び生存の旅を始めるのでした。
ネタバレ①甲鉄城のカバネリの正体は何ですか?をご紹介
「甲鉄城のカバネリ」に登場するカバネ、カバネリとはわかっていないことが多いです。
元々はイギリスで起きた産業革命の波の中でカバネに引っ掛かれるとウイルスに感染してカバネになるいわゆるゾンビウイルスのようなものが流行し、それが日本へと渡った感じになります。
そのウイルスですが、どうやら脳にウイルスが入らなければ人間としての理性を持ったままカバネとなります。
そして、カバネの肉体を持ちながら人間である人のことをカバネリと呼ぶのです。
主人公である生駒は独学でそのことに気づき自らをカバネリと化したのでした。
甲鉄城のカバネリ :完結?最終回(漫画・アニメ)・結末のファンの感想・考察をご紹介

「人かカバネか?」という問いに「どちらでもないカバネリだ」というセリフが印象的な本作ですが、このセリフのとおり、主人公生駒がカバネリという特殊な立場となってから始まる物語です。
このキャッチーセリフとスチームパンク×和風な世界観だけでもとても面白い作品だと思えますが、キャラクターデザインやアクション、音楽、シナリオどれも一級品で第1話から世界観にのめりこむことは間違いないです。
それだけに味気ない終わり方であるところが非常な作品でもあります。
個人的には同じノイタミナ枠である「ギルティクラウン」のように2クールあってもよかったと思います。
できれば劇場版の続きも欲しいところですがこちらも残念ながら続編の音沙汰は特になく、おそらくこのまま作品としては終わりを迎えることでしょう。