この記事では、ビースターズ :完結しているか?をご紹介しております。
「ビースターズ」ですが2024年9月現在、原作漫画は完結しております。
本作は2016年から2020年まで週刊少年チャンピオンにて連載されていました。
ビースターズ とは
『BEASTARS』(ビースターズ)は、板垣巴留による漫画作品で、『週刊少年チャンピオン』にて2016年から2020年まで連載されました。
擬人化された動物たちが共存する社会を舞台に、全寮制の「チェリートン学園」での群像劇が描かれます。
物語では、肉食獣と草食獣の間にある友情、恋愛、そして対立が複雑に絡み合い、動物たちを通じて人間社会の本質を映し出しています。
主人公のレゴシは、優しさと野生の本能の間で葛藤する高校生のオオカミです。
表面上は平和に見える世界でも、種族間の対立や矛盾が深く描かれていることが魅力です。
たかねぎもこの作品に強く心を動かされました。アニメ版は2019年にフジテレビ「+Ultra」枠で放映され、Netflixでも配信されました。
本作は第42回講談社漫画賞少年部門やマンガ大賞を受賞し、評価が高い作品です。漫画ファンに新しい視点を提供する一作で、独特の世界観が印象に残ります。
ビースターズ :完結しているか?をご紹介
「ビースターズ」ですが2024年9月現在、原作漫画は完結しております。
本作は2016年から2020年まで週刊少年チャンピオンにて連載されていました。
マンガは完結しておりますが、元ネタである「ビーストコンプレックス」はまだ続いており、2024年7月にも最新話がチャンピオンに掲載されるなど、現在もまだ不定期ではありますが関連作品の連載が続いております。
ビースターズ :打ち切りといわれる理由?をご紹介
「ビースターズ」が打ち切りだと言われる理由ですが、一番はやはり人気の最中突然終わってしまったことや、終盤が駆け足気味だったことなどが起因だと思われます。
しかし、実際に明確な理由を持って打ち切りだと発言される方も少ないため、あくまで突然の完結に様々なうわさが飛び交っているのでしょう。
アニメで人気が高まった中での完結だったため驚く読者の方が多いのではないでしょうか。
しかし、打ち切りにありきたりな急展開はあっても未回収の伏線等は本作にはあまりないため、おそらく作者は計画的に完結させたものだと思われます。
ビースターズ :完結?ネタバレを含むあらすじ・見どころをご紹介
動物たちが擬人化し、肉食獣と草食獣が一緒に暮らす世界では肉食が最大の禁忌とされていました。
そんな世界で数々のエリートを輩出する「チェリートン学園」では草食動物が食殺(肉食獣に食べられた)される事件が起きていました。
肉食獣と草食獣の間で溝ができる中、気弱で温厚なオオカミの少年であるレゴシは普段の行動から事件の犯人ではないかと噂されていました。
当人にはそんな度胸はなく、ウワサされても受け流していました。
そんなとき、ひょんなキッカケから草食獣であるウサギのハルと出会うことで、レゴシは生まれて初めてハルの肉を食べたいという肉食獣としての本能が目覚めてしまいます。
その時は事なきを得ましたが、一度芽生えた肉食への感情は簡単に拭い去れるものでもなく、レゴシはハルと出会う度に複雑な感情を抱くのでした。
「ビースターズ」の一番の魅力は擬人化した動物たちが人間と同じような生活を営むという特殊な世界観の中で肉食獣と草食獣の間にある格差を様々な立場の登場人物から描いているというところです。
見た目は擬人化した動物たちですが、中身は完全に人間で描かれる葛藤や人間関係等が非常に面白いです。
ビースターズ :完結?最終巻(漫画)のネタバレを含むストーリーをご紹介
ついに衝突した草食獣と肉食獣のハーフのメロンとレゴシの縄張り争いでしたが、その結果はメロンが拳銃で自害を図ったことで決着がつきます。
自らの身体を拳銃で撃ち抜いたメロンは地面へと崩れ落ちますが、闘っている相手であるメロンにも生きてほしいとレゴシは本能のまま倒れたメロンへと詰め寄るのでした。
この後、メロンは結局、死にきれず助けられてしまうのでした。
こうして、闘いはレゴシたちの勝利に終わり、裏市を取り巻く環境が一気に変わっていきました。
裏市はこれまで肉食獣たちが隠れて肉を食べに来ていた場所であり、草食獣にとってはアンタッチャブルな場所でしたが、ルイの草食獣と肉食獣は互いにもっと知るべきだという演説によって人々の意識は変わりつつあったのです。
裏市はなくなりましたが、肉食獣と草食獣のわだかまりはまだ残っており、肉食獣と草食獣が一緒にいるだけで白い目で見られてしまう世界は変わりませんでした。
しかし、それでも肉食獣であったレゴシは草食獣であるハルに2度目のプロポーズをし、ついには結ばれることになったのでした。
一方、草食獣でアカシカのルイは肉食獣でオオカミのジュノから迫られていましたが、ルイにはホーンズ財団を継ぐという役目があったため、二人は結ばれずルイは政略結婚するのでした。
ビースターズ :完結?最終回(アニメ)のネタバレを含むストーリーをご紹介
最終話ではレゴシはチェリートン学園で発生していた食殺事件の犯人であるヒグマのリズとの決着をついに付けます。
リズは見た目も性格もレゴシと同じく温厚ですが、ヒグマが義務付けられている筋肉抑制剤を飲むことに耐えられず、はちみつでも抑えられない肉食欲求のすえ、アルパカのテムを食い殺してしまいました。
そんなリズは食殺した思い出を崇高なものだと思っており食い殺したテムとは種を超えた真の友情で結ばれていると錯覚していました。
リズを止めるために虫食で力をつけたレゴシはリズとの決闘で善戦しますが、ヒグマという種族の体格の良さや筋力差で徐々に傷を負っていきます。
そんなとき、審判役としてレゴシに呼ばれていたルイが登場し、レゴシがルイの足を食べることで肉食獣として覚醒しついにレゴシはリズに勝利するのでした。
こうして、レゴシの活躍により、リズは逮捕されますがレゴシもまた、ルイの足を食べた罪を問われて学園を立ち去ることになります。
ビースターズ :最終回、ネタバレ①ビースターズのルイとレゴシの関係は?をご紹介
本作の重要人物であるレゴシとルイですが、その友情は肉食獣と草食獣という種族を超えた友情で結ばれております。
もともとルイはチェリートン学園でも有名な人物で演劇部の伝統的な演目である「アドラー」の主役に選ばれるなど次期ビースターとして注目されておりました。
レゴシとは演劇部の先輩後輩という立場ですが、とある過去の事情からルイは肉食獣なのに肉食獣らしくない性格のレゴシに対して常に思うところがあったようです。
ですが、物語が進むにつれ、レゴシはルイの弱さを知りルイはレゴシの強さを知ることで徐々に肉食獣と草食獣という相反する種族でありながらも互いに互いを信用していく仲となっていきます。
ビースターズ :最終回、ネタバレ②レゴシの親友は誰ですか?をご紹介
レゴシの親友ですが、レゴシと同じチェリートン学園に通うイヌのジャックが一番の親友です。
ジャックはレゴシとは幼馴染で幼いころからレゴシのことを知っており、一番の理解者と言えるでしょう。
また、チェリートン学園では全寮制となっておりジャックとレゴシは寮でも同じ部屋を共有するルームメイトで仲の良い様子を見ることができます。
ビースターズ :最終回、ネタバレ③ビースターズでテムを食べたのは誰?をご紹介
原作では1話よりも前に起きたとされる食殺事件。その被害者であるアルパカのテムを食べた犯人はヒグマのリズでした。
リズは演劇部に所属する温厚なクマです。普段はハチミツを食べ、肉食とは縁遠い人物に見えます。
しかし、その実態は肉食への葛藤に揺れたただの少年でした。
ヒグマは増大する筋肉を押さえつけるために筋肉抑制剤を飲むことを義務付けされるのですが、リズはその薬の副作用によって日々苦しんでいました。
肉食への欲求を無理やり押さえつけながら過ごす自分と周囲からの温厚という評価で板挟みにあいながら過ごす日々の中、アルパカのテムがリズを「怖い」と言いました。
それによってリズは「テムは肉食獣である本当の自分を見てくれた」と思い、最終的に食殺するという結果になってしまいました。
ビースターズ :完結?最終回(漫画・アニメ)・結末のファンの感想・考察をご紹介
擬人化した動物たちが暮らす現代の日本風の世界という特徴的のある世界観ですが、内容は一般的なヒューマンドラマの内容です。
肉食獣と草食獣という二つの絶対的な要素があり、ビースターズの世界ではこの二つの要素によってキャラクター達は人間関係や自分自身の欲求に葛藤を持っていて見た目は動物ではありますが、中身は人間とほとんど変わらず、とても深みがある作品です。
話は普通の青少年であるレゴシが肉食獣であるがために肉食への欲求に葛藤するという話ですが、レゴシがハルやルイを始めとするいろんな人たちから支えられて成長していくサクセスストーリーは非常に面白く、また擬人化した動物たちにしか表せない独特な心理描写がとても魅力的な作品でもあります。
原作は完結しておりますがアニメについては第3期がNetflixにて2024年12月より放送予定となっております。とても楽しみですね。