この記事では、魔法科高校の劣等生 :完結?最終回、ネタバレを含む最後のラストシーンの結末!|ファンが徹底考察!?をご紹介しております。
「魔法科高校の劣等生」ですが、2024年10月現在原作はすでに完結しております。
魔法科高校の劣等生 とは
『魔法科高校の劣等生』は、佐島勤(さじまつとむ)によるライトノベル作品で、魔法が科学的に体系化された世界を舞台とするシリーズです。
この物語は、国立魔法大学付属第一高校に入学した兄妹、司波達也(しばたつや)と司波深雪(しばみゆき)の成長と葛藤を描きます。
彼らはそれぞれ「二科生(二課生)」と「一科生(一課生)」として異なる立場に置かれますが、兄妹の絆や内なる自由への願いが物語の中心を成します。
本作の舞台は、第三次世界大戦の終結から35年後の西暦2095年です。
魔法技能師が国家の力とされ、国策で養成される時代背景が設定されています。
物語の進行とともに、兄妹や仲間たちが数々の試練に立ち向かい、それぞれの役割や運命に向き合います。
達也は補欠の二科生として低い評価を受ける一方、深雪はエリートの一科生として期待され、将来が約束されています。
しかし、彼らは社会の枠組みや家族のしがらみを乗り越え、自由を掴もうと奮闘します。
『魔法科高校の劣等生』は、キャラクター同士の関係性や成長、兄妹間の信頼と絆を描きながら、学内外での様々な対立や衝突も見どころの一つです。
物語は達也と深雪の在学期間を中心に描かれますが、彼らの卒業後も新たな物語が続いています。
シリーズ全体の累計発行部数は2500万部を超え、長年にわたって多くの読者を惹きつけている
完結しているか?をご紹介
「魔法科高校の劣等生」ですが、2024年10月現在原作はすでに完結しております。
本作は2008年ごろより「小説家になろう」にて掲載が始まり(現在はアカウント削除済み)、2011年より電撃文庫にて書籍版の刊行が始まりました。
以降、電撃文庫の看板作品の一つとして2020年まで刊行され、本編32巻+SS1巻の計33巻も小説が刊行されました。
その他に続編やスピンオフ作品も複数刊行されており、現在は続編にあたる「メイジアン・カンパニー」が8巻(2024年5月発売)まで刊行されており、こちらはまだ話続いております。
また、本作品のメディアミックスとしてマンガも刊行されております。
原作が大長編であるため、編ごとに分かれて制作されているため、作者がそれぞれの編毎に変わってしまっていますが、その分、マンガの完結もここ数年以内にはすると思われます。
続編の「メイジアン・カンパニー」がまだ未完結のため、「魔法科高校の劣等生」ワールドはまだまだ終わりがなさそうです。
アニメ4期の動向は?をご紹介
現在、第4期については制作開始の発表はありませんが、作品の人気を見るに第4期が作られる可能性は非常に高いです。
おそらく、アニメ第3期の最終話後に発表された「四葉継承編」映画化が来ましたので、第4期の制作はその映画の発表後になるかと思われます。
第1期から第2期まで途中映画を挟みましたが約5年、第2期から第3期までに約3年かかっているため、制作に時間はかかると思われますが、高い可能性で第4期以降もアニメ化されると思われます。
「四葉継承編」の映画もふくめ今後の動向が気になりますね。ぜひ、公式の情報をチェックしてみてください。
ネタバレを含むあらすじ・見どころをご紹介
魔法が存在する2095年の近未来の日本では魔法が使える人は魔法技能師(魔法師)と呼ばれていました。
そんな魔法師を育成する高校である国立魔法大学付属第一高等学校(一高)ではエリートの一科生と補欠の二科生に分かれていました。
本作の主人公、司波達也は魔法を行使するための魔法力が弱いため、二科生として一高に合格いたしましたが、並外れた魔方式の分解、再構成能力と魔法を並列に行使する能力、そして、ずば抜けたサイオン量(MPのようなもの)によって同世代の魔法師と比べてはるかに高い実力を保有しておりました。
そんな彼が補欠や劣等生と呼ばれる二科生として、妹の深雪は一科生として一高に入学し、魔法力の強さが魔法師に絶対的に必要な要素となっている現代魔法の常識を覆しながら家の事情で奪われた自由を取り戻すべく学校生活を始めるのでした。
「魔法科高校の劣等生」の一番の見どころは現代魔法を始めとした近未来ファンタジーと言った重厚な世界観と、主人公司波達也と妹の深雪を中心として蔓延る複雑怪奇な人間関係が一番の見どころです。
特に主人公であるはずの達也の本心が見えずミステリアスで話を追うごとに主人公の秘密が少しずつ解放されていくところが魅力的です。
小説、最終巻のネタバレを含むストーリーをご紹介
「魔法科高校の劣等生」の最終巻にあたる32巻ではサクリファイス編と物語の締めくくりとなる卒業編の2編が収録されています。
サクリファイス編ではついに世界最強の魔法師である達也と光宣の直接対決となります。パラサイトにならないと死んでしまう桜井水波を救うために達也とは別の道(自らもパラサイトとなる)を選んだ光宣でしたが、達也に奪われた水波を取り戻すために達也に挑戦状を叩きつけたのでした。
戦いは終始達也が上手で進みましたが、光宣も負けておらずついには達也も勝つためには光宣を殺すしかないと思うほどの激闘となりました。
そんな戦いの結末は水波がもたらしました。水波が光宣を庇い、自らパラサイトになることに同意したのです。そして、光宣と二人は精神時間を限りなく引き伸ばす人工冬眠の魔法で死ぬまで眠り続けるのでした。
こうしてサクリファイス編は完結いたします。その後、時間は飛び、ついに達也と深雪の卒業編となります。
卒業編では達也は一高の卒業式に現れた一条将輝と深雪を賭けて魔法を使わないケンカを行いましたが、勝利し深雪への愛を叫ぶのでした。
そして、さらに卒業式の後についても言及がありました。三年後、魔法大学へと進学した達也は火星探査船「高千穂」を用意し、眠りについた光宣と水波を起こして船に乗り宇宙で暮らすことを提案し、二人は宇宙へと向かうのでした。
アニメ:第1期、最終回のネタバレを含むストーリーをご紹介
「魔法科高校の劣等生」のアニメ1期では原作の「入学編」「九校戦編」「横浜騒乱編」までがアニメ化されております。
最終回では横浜騒乱編がついに解決いたします。
横浜騒乱編では日本魔法協会主催が主催する全国高校生魔法学論文コンペティション通称論文コンペを狙って日本に仇なすテロリストたちが襲ってくると言う内容ですが、ここで初めて達也の隠されていた身分の一つが明かされます。
達也は学生と深雪のガーディアンを行いながらFLT社に開発協力をしていますがさらにはもう一つの身分として軍隊にも籍を置いていました。
本名ではなく大黒竜也という偽名で独立魔導大隊に所属し、非常事態の時や学業の合間には軍人として働いていたのです。
そんな達也は論文コンペがテロリストに襲われたことで魔導大隊に所属する軍人としてテロリスト達と対峙するのでした。
そこでさらに明かされるのは達也の能力がやはり規格外であったことです。
魔法力が無いために一高では劣等生であるはずの彼ですが、戦場においては悪魔よりも恐ろしい存在として認識されていたのです。
即死でなければ仲間を再生させる能力や武器だけでなく人までも分解できる能力等、規格外の能力を次々と明らかにしました。
そして、ラストには戦略級魔法を使うことで海外の軍港に終結していた敵艦隊を一撃で葬り去るなどいたしました。
こうして「横浜騒乱編」は幕を閉じましたが、達也にはまだまだ深い秘密が隠されているようでした。
アニメ(来訪者編):第2期、最終回のネタバレを含むストーリーをご紹介
「来訪者編」のラスト部分である12話、13話ですが、アニメオリジナルとなります。
日本初の超高層ビルであるオフィショアビルのパーティに出席した達也たちでしたが新人類フロントと呼ばれる組織によってビルは制圧されてしまいました。
オフィショアビルでは超高層ビルを支えるために魔法師たちが下働きを強制されており、待遇改善のために一部の魔法師たちが反乱を起こしたのでした。
1時間後にビルを爆破するという声明を受けて新人類フロントと対峙する達也たちでしたが、実行部隊には勝利しても企みを防ぐことができず、ビルは倒壊を始めてしまいました。
しかし、達也は倒壊していくビルを再生するという手法をとり、なんと、ビルの倒壊を防ぐことに成功したのでした。
これによりパーティに出席していた仲間たちも助かり、達也たちも無事に帰還することができました。
アニメ(追憶編):第2期、最終回のネタバレを含むストーリーをご紹介
「追憶編」では達也と深雪の過去が一部明かされます。
達也たちが一高に入学する3年前、達也と深雪の関係は今のように仲の良いものではありませんでした。
達也は感情が乏しく何を考えているのかわからないと言ったところがネックとなり、深雪は達也に対して距離をとっていたのです。
そんな二人ですが、3年前に沖縄へ家族旅行に行ったときに遭遇したある事件によって関係が多いに変わるのでした。
沖縄の別荘にやってきた達也と深雪そして、二人の母親である深夜、お付きの穂波の4人でしたが不幸にも小規模な戦争に巻き込まれてしまいます。
沖縄の周辺に敵国の潜水艦が出没したことで基地に避難した4人でしたが、基地の内部には内乱の火種が残っており、一部の軍人たちが反乱を起こしたのです。
不幸にも深雪と深夜、穂波は反乱兵に襲われ死の淵へと向かってしまいました。
そんな時、達也が魔法を使って深雪と深夜を再生し、襲ってきた反乱兵たちを次々と倒したのです。その様をみて深雪は達也がどうして今のような性格となったのか理解します。
達也は本来魔法の才能は有りませんでしたが人体実験により無理やり人工的な魔法領域を植え付けられ魔法が使えるようになったのです。
ですが、その実験の影響でほとんどの感情が欠落してしまっていたのでした。
これにより深雪は達也がいろんなものを犠牲にしながらも自分を守ってくれたことを知り、達也のことをお兄様と慕うようになったのでした。
アニメ:第3期、最終回のネタバレを含むストーリーをご紹介
アニメ第3期では原作における「ダブルセブン編」「スティープルチェース編」「古都内乱編」がアニメ化されました。
最終回では横浜騒乱編の際に暗躍していたブランシュから贈られたスパイである周公瑾がついに達也たちと対峙します。
この時、周公瑾は論文コンペが行われる京都で活動しており達也たちは論文コンペを名目に京都へと入り、周公瑾を追っていたのです。
そんな周公瑾ですが、日本の国防軍の基地に匿われていました。
基地に隠れることで追ってから逃れていたのですが達也たちに見つかってしまいました。
達也と達也から協力を依頼された一条将輝により国防軍の基地へと周公瑾を倒すために殴り込みを行いついには周公瑾を追い詰めることに成功しました。
しかし、自身の敗北を悟った周公瑾は最終的に焼身自殺を行いました。こうして、しこりを残したままですが一連の事件は解決に向かったのです。
ラスト(劇場版 魔法科高校の劣等生星を呼ぶ少女)のネタバレを含むストーリーをご紹介
「魔法科高校の劣等生星を呼ぶ少女」は原作者が監修したオリジナル作品となります。
達也たちが魔法科高校に入学してから約1年、2年生に上がる直前の春休みが舞台となります。
横浜騒乱編で行われた戦略級魔法「マテリアル・バースト」に危機感を持った国防海軍が人工衛星を地上に落とすという新たな魔法の研究のために調整体と呼ばれる遺伝子をいじられた9人の子どもたちを実験に参加させていました。
しかし、あまりにも強引な実験に子供たちは疲弊し、とある医師の手引きによって1人だけ実験場から逃げ出すことになりました。
そんな最中、春休みを使ってバカンスへとやってきていた達也たちはひょんなキッカケから逃げだした子供である九亜(ココア)を保護することになります。
九亜から事情をきいた達也たちは残りの8人の子どもたちを実験から救うために立ち上がることを決めました。
また、達也たちとは別口にUSNAのスターズ総隊長であるリーナもまた、達也たちと同じく調整体を保護する命令を受けていました。
それぞれ施設を襲撃する中、8人の子どもたちは無事見つかりますが、魔法によって人工衛星が日本に向かっていました。
達也はリーナと協力して宇宙へと向かい人工衛星を破壊しました。
こうして、実験のために監禁されていた子供たちは無事保護され、事件は解決したのでした。
ネタバレ①司波達也の母親は誰ですか?をご紹介
司波達也の母親は四葉深夜(みや)です。深夜は十帥族の四葉家の現当主である四葉真夜(まや)の双子の姉にあたります。
達也たちの父親に当たる司波達郎と結婚してからは司波深夜と名乗り十帥族の四葉家との関係を表向きは絶っていました。
なお、深夜は魔法科高校入学時点では亡くなっており、父親が再婚したことで新たに古葉小百合が義母となっております。
小百合との関係はあまりよくなく、家も達也と深雪とは別居状態となっております。
ネタバレ②司波達也と深雪は婚約しているみたいですが結婚しますか?をご紹介
四葉の後継者になったことで深雪と達也は婚約いたしましたが、作中では結婚には至っておりません。
四葉家としては達也を家につなぎとめるために都合が良かったため婚約をしただけであり、達也自身には深雪に対して家族愛以外のものは持っていませんでした。
そのため、妹を守るために名目上の婚約を行った感じとなります。
話題①ファンが結末変更の理由を考察をご紹介
「魔法科高校の劣等生」の結末ですが、打ち切りや結末を変更したとうわさが流れておりますが、そう言ったことはおそらくありません。
結末に納得のいかない人たちがウワサを流しているのみだと思われます。
なお、こうしたウワサがはびこる理由としては作者の性格によるものだと思われます。
本作の作者である佐島勤氏はアンチコメントに対して反応することが多く、そのせいで度々炎上してきたことがあります。
そのため、現在はSNSに出てくることはありません。
魔法科高校の劣等生 :完結?最終回(漫画・アニメ・映画)・結末のファンの感想・考察をご紹介
「さすがはお兄様です」というセリフから通称「さすおに」と呼ばれるようになった「魔法科高校の劣等生」ですが、原作はとにかく緻密に張り巡らされた設定とミステリアスでありながらも共感できるお兄様が魅力的な作品です。
また、達也や深雪だけでなく各キャラクターにも深い設定が隠されており、作中で段階的に明かされていくという展開が非常に面白いです。
アニメになってからは魔法の演出やキャラクターに動きが出ることでより面白くなりましたが、小説では詳しく説明されていた細かい設定などがアニメではあまり伝わってこずやはり、小説が一番面白いと思いますので、もしもこれから魔法科高校の劣等生に触れてみたいと思う方はぜひ、小説の1巻、2巻を読んでみてください。