この記事では、ぼくたちは勉強ができない:完結?最終回、ネタバレを含む最後のラストシーンの結末!|ファンが徹底考察!?をご紹介しております。
「ぼくたちは勉強ができない」ですが、2024年11月現在完結しております。
本作は週刊少年ジャンプにて2017年から2021年にかけて連載され、単行本は全部で21巻発売されております。
ぼくたちは勉強ができないとは
『ぼくたちは勉強ができない』は、筒井大志先生によるラブコメディ作品です。
週刊少年ジャンプにて2017年から2021年まで連載され、全21巻で完結しています。
大学受験をテーマに、高校3年生の主人公が教育係としてヒロインたちを支えながら成長する姿が描かれています。
物語の主人公は、一ノ瀬学園に通う高校生、唯我成幸(ゆいがなりゆき)です。
彼は家族を支えるため、学園の特別VIP推薦を目指して努力していました。
しかし、推薦の条件として、天才的な才能を持つヒロインたちの教育係を務め、彼女たちを志望大学に合格させる使命を課されます。
理系が得意な緒方理珠(おがたりず)は文系大学を、文系が得意な古橋文乃(ふるはしふみの)は理系大学を目指しています。
さらに、勉強が苦手なスポーツ特待生、武元うるか(たけもとうるか)のサポートも必要になります。
それぞれが苦手科目に挑む中で、成幸は自らの努力を武器に、彼女たちに寄り添いながら奮闘します。
作品には、キャラクターの悩みや成長が丁寧に描かれています。
ヒロインたちは得意分野に頼るだけでなく、苦手分野に挑戦する姿勢を通じて、新たな自分を見つけ出そうとします。
これが、成幸自身の努力や彼女たちとの絆を深める鍵となります。
読者にとって、才能や努力、夢の実現について考えさせられる作品です。
また、文化祭を起点としたルート分岐や劇中劇、隠し要素といった遊び心も魅力となっています。
ラブコメ要素と青春の葛藤が融合し、広い世代に共感を呼ぶ内容となっています。
完結しているか?をご紹介
「ぼくたちは勉強ができない」ですが、2024年11月現在完結しております。
本作は週刊少年ジャンプにて2017年から2021年にかけて連載され、単行本は全部で21巻発売されております。
スピンオフ等、その他派生作品等はなく原作と小説版のみ発売されており、今後も新たなエピソードの公開等も予定されておりませんので、続編等はないと思われます。
打ち切りだったのか?をご紹介
「ぼくたちは勉強ができない」ですが、打ち切りではありません。
連載期間は約4年ですが、高校3年生が主人公で大学受験をテーマにした作品であるため、どうしても長期間の連載は難しくこのタイミングでの完結となってしまったのでしょう。
また、本作の結末はあまり類をみないIFストーリーでの結末を描いており、それぞれのヒロインと主人公が結ばれる結末を分けて書いております。
そのため、かなり以前から計画的に連載終了を考えていたように思えます。
誰と結ばれる?をご紹介
本作ですが、ジャンプでも珍しく結末はIFで語られ、ヒロイン毎にそれぞれと付き合った場合の結末が存在しておりますので特定の誰かと結ばれて完結ではありません。
ヒロインは文系少女の古橋文乃、理系少女の緒方理珠、中学生からの同級生である武元うるか、教師の桐須真冬、先輩の小美浪あすみの計5名おり、単行本17巻からそれぞれのルートを見ることができます。
なお、真冬先生ルートが完結した後の真の最終回では誰とも結ばれず、みんな仲良しのままで完結いたします。
おそらく、誰か一人を選ぶということができないと作者が考えたのでしょう。
ネタバレを含むあらすじ・見どころをご紹介
貧乏な家庭で育った少年、唯我成幸は自らが通う一ノ瀬学園にある大学進学への費用を学校が負担する特別VIP推薦を目指して日々努力を重ねていた。
そんなあくる日、学園長からある条件を飲めば特別VIP推薦を許可されます。
その条件とは一ノ瀬学園にいる二人の才女、文系の天才古橋文乃と理系の天才緒方理珠を志望校に合格させるというものでした。
なんと二人はそれぞれ自分の得意科目とは異なる分野の大学を志望していたのでした。
成幸はそんな彼女たちの家庭教師となり、自らが特別VIP推薦を得るために彼女たちの成績アップに努めるのでした。
「ぼくたちは勉強ができない」の見どころは可愛らしいヒロインとそれに振り回される主人公という、昨今の少年誌らしいラブコメが見どころです。
スレンダーな美少女文乃と巨乳で無知系の少女理珠とのラブコメは王道中の王道と言っても過言ではないでしょう。
また、途中から参加するヒロインも素晴らしく、中学生からの同級生でスポーツ少女武元うるかや近寄り難い美人教師である桐須真冬、そして小悪魔的な先輩小美浪あすみ等魅力的なヒロインがたくさん登場いたします。
最終的に主人公は誰を選ぶのかというドキドキもあって冒頭は面白く、また、すべてのヒロインと付き合うルートがある結末は少年マンガとしては斬新で、どの読者も納得できる作品です。
漫画(最終巻)のネタバレを含むストーリーをご紹介
最終巻では美人教師、桐須真冬と結ばれる物語をみることができます。
真冬先生ルートでは成幸が母校である一ノ瀬学園で教師となっているルートになります。
指導教員として真冬先生の下に付き日々を送る最中、一人暮らしを始めたはずの成幸の隣が真冬の家だったりと数々のイベントを経て徐々に二人の距離が近づいていきます。
そして、修学旅行でついに成幸は真冬に告白いたします。
それによってようやく成幸を本当の意味で意識し始めた真冬は成幸に自身が恋をしていることに気づき、遊園地の観覧車で告白し返すのでした。
こうして二人は結婚し、真冬先生ルートはハッピーエンドで完結するのでした。
なお、真冬ルートの後に真の最終回があり、そこでは各ヒロインのルートの分岐点となった文化祭の後夜祭でのジンクスはヒロイン全員と達成すると言うみんな仲良しで結末を迎えます。
そう、最終回では成幸は誰も選ばず完結したのでした。
アニメ:第1期(最終回)のネタバレを含むストーリーをご紹介
アニメ第1期最終回では原作の5巻の内容が映像化されております。
家族で夏祭りへとやってきていた成幸は偶然、お祭りを楽しんでいる文乃とうるかと出会います。
うるかの気持ちを知っていた文乃はうるかと成幸の二人っきりにさせますが、夏まつりにはそのほかのヒロインたちもやってきていて、うまく二人っきりになれずヒロインたちに振り回されてしまいます。
そうしているうちに終電を逃してしまった成幸は同じく終電を逃した文乃と出会います。
二人は一晩を明かすために近場の旅館へと向かいますが旅館には部屋が一つしか空いておらず、二人は一緒の部屋で過ごすことになりました。
謎の気を利かせた旅館の女将さんは布団を一つしか用意しておらず、二人は一つの布団で寝ることになります。
緊張する中、綺麗な星空を見つけた二人は文乃がなぜ得意な文系ではなく理系に行きたいのかその理由を成幸に話します、そして、なんとなく良い雰囲気になりつつも二人は結局同じ布団で眠ってしまうのでした。
第1期はこうして完結いたします。
アニメ:第2期(最終回)のネタバレを含むストーリーをご紹介
文化祭で王子役不在となった文乃主演の演劇に着ぐるみ姿のまま乱入した成幸でしたが、王子役の代わりに文乃とキスをしてしまいます。
大波乱の幕開けとなった最終回ですが、着ぐるみ越しであったことや着ぐるみの中身が成幸であったことがバレなかったことから大事にはいたりませんでした。
こうして、学園祭は終わりへと向かっていきます。
成幸たち3年F組のうどんは大盛況となり、真冬先生のスピーチもフリキュアのコスプレのおかげで満員御礼となりました。
そして、最後にやってきた後夜祭。一ノ瀬学園には後夜祭の最初の花火で手をつないだ男女は結ばれるというジンクスがあります。
一発目の花火が不発に終わってしまっててんやわんやとなる中、本当の一発目の花火が撃ちあがった時、成幸はとある人物と手をつなぎます。
原作ではここが分岐点となり、手をつないだ相手によってルートが変わりますが、アニメではこの時は誰と手をつないだかわかりませんでしたが、Cパートにあたるエピローグでは卒業後の海外留学へと旅立つうるかを見送りに空港へ向かった際、後夜祭のあの時、うるかと手をつないでいたことが示唆されました。
明確にうるかと結ばれたということはありませんでしたが、うるかがメインとなっていたため、アニメはうるかエンドと言っても良いでしょう。
ネタバレ①うるかちゃんルートをご紹介
ついに海外留学が決まり卒業式の次の日には旅立つことが決まったうるかは、成幸の受験結果に合わせて告白をいたしました。
こうして、これまでただの中学時代からの友人だったうるかを本格的に意識し始めた成幸は卒業旅行でのスキーや水族館と言ったイベントでも意識してしまい、ギクシャクしますが、うるかとの出会いを思い出して徐々に心を決めていきます。
こうして訪れた卒業式でしたが、大雨が続くせいで飛行機が動かず予定よりも早く卒業式の日に海外へと旅立つことが決まりました。
卒業式を目の前にしてうるかと会えなくなることに一度は仕方ないと諦めますが、文乃や理珠の励ましによってうるかの下へと向かうことを決意します。
そして、卒業式をすっぽかして真冬先生やあしゅみぃの手を借りながらも空港へと向かいうるかに告白の返事を行うのでした。
こうして、数年後、二人は結ばれてエンディングへと至ります。
ネタバレ②文乃さんルートをご紹介
理珠やうるかが成幸のことを好きだと知っていても恋する気持ちを止められない文乃でしたが、センター試験の日に成幸と一緒に歩いていたところこけそうになった成幸の代わりにこけてしまい、足をねん挫してしまいます。
ねん挫の原因は自分のせいであると思った成幸は家にまで押し入って文乃の生活のサポートをすることになり、その日から文乃の家に毎日成幸が訪れるようになります。
文乃は毎日、成幸と出会える生活になってしまうのですが、文乃は理珠やうるかに遠慮しており、バレンタインでもチョコレートを素直に渡せない等、ギクシャクしながらも日常を過ごしていくことになります。
そんな生活を続けるうちについには成幸側が文乃のことを好きになってしまいます、二人は晴れて両想いとなるのですが文乃にはやはり、理珠やうるかへの遠慮がありました。
しかし、周りには二人がギクシャクしていることがバレてしまっており、うるかは成幸を、理珠は文乃をそれぞれ後押しします。
こうして、二人はようやく互いに好きだということを告白し、付き合うようになるのでした。
ネタバレ③あしゅみぃ先輩ルートをご紹介
高校を卒業して数年後、晴れて教師となった成幸は本土から離れた離島へと赴任します。
しかし、その島には研修医として同じく赴任したあすみの姿もありました。
そして、さらには、二人はなんと同じ離島で同じアパートの隣同士になるのでした。
二人は離島で過ごしていくうちに段々とその距離は近づいていきます。
離島での生活では学校の先生として生徒たちの信頼を得ていく成幸が、子供たちから逃げられてしまうあすみをフォローしたりと以前のような関係でありつつも徐々に二人は意識しあうようになります。
成幸もかつてのあすみのことを思い出し、あすみのことが好きであるとはっきり理解します。
しかし、そんなとき、嵐の日にとある子供たちが外に出てしまい危うく海に流されてしまいそうになったところを成幸が助けに行き重傷を負ってしまいます。
内臓を強く打ちすぐにでも手術が必要な状況で島にはあすみの研修先以外に診療所はなく、頼みであるあすみの母親が不在であったためあすみが執刀することになります。
初めての手術が成幸であることに少し躊躇いたしますが、最終的には成功いたします。
そして、手術明けに成幸の方からあすみに告白するのでした。こうして二人は無事むすばれるのでした。
ネタバレ④桐須先生ルートをご紹介
母校である一ノ瀬学園で教師となった成幸は指導教員として真冬先生の下に付き日々を送っていました。
初めはただの同僚の教師でしたが、一人暮らしを始めたはずの成幸の隣が真冬の家だったり、真冬先生の家族に恋人であると嘘をついたりと数々のイベントを経て徐々に二人の距離が近づいていきます。
そして、修学旅行で成幸は真冬に告白いたします。
それによってようやく成幸を本当の意味で意識し始めた真冬は文化祭でついに成幸に自身が恋をしていることに気づき、遊園地の観覧車で告白し返すのでした。
こうして、二人は結ばれた二人は結婚式を挙げ幸せなエンディングを迎えるのでした。
ネタバレ⑤リズりんルートをご紹介
高校卒業後、無事大学生となった成幸たちですが、理珠と佐和子は女子二人でルームシェアを始めていました。
しかし、彼女たちが住み始めた部屋はかつて、本編で登場した幽霊のみさおちゃんがいる部屋で、緒方うどんでバイトを始めた成幸はことあるごとに理珠たちの様子を伺いに行っているのでした。
日常の最中、理珠と成幸は文化祭のジンクスが迷信なのか試すために成幸が理珠を好きになったら理珠の勝利という「ゲーム」をずっと続けていました。たまに抱き着いたりして猛アタックする理珠。二人の距離はどんどん近づいていきます。
そんな二人の関係が大きく変わったのは佐和子の誕生日イベントの後のことでした。
ルームシェアをしている理珠と佐和子ですが、佐和子の両親があわや別居という事態に陥りますが成幸と理珠によって関係を持ち直します。
このイベントがきっかけで数日間家を離れることになった佐和子ですが、成幸へその間に理珠との関係を進展させるように発破をかけました。
これによっていつもより理珠を意識してしまった成幸はたまたま出会った真冬先生によって理珠と一緒に数か月ぶりに高校へと足を運びました。
懐かしさを感じながらもようやく決心のついた成幸は偶然足を滑らせた理珠を助けることでかつて同じように足を滑らせて成幸とキスをしてしまったことを思い出し、ようやく告白するのでした。
こうして二人は結ばれるのでした。
話題①『ぼくたちは勉強ができない』は誰エンドですか?をご紹介
「ぼくたちは勉強ができない」ですが、誰エンドでもありません。
本作は少年マンガにも珍しくマルチエンディング方式をとっており、登場したヒロイン5名全員のIfルートが存在し、それぞれと結ばれた時の結末を見ることができます。
話題②ぼくたちは勉強ができないのルートは何話から分岐しますか?をご紹介
「ぼくたちは勉強ができない」のルート分岐点は問61の後夜祭にて成幸が誰かと手を結ぶところとなります。
それ以降は基本的にうるかルートにつながり、問150までがうるかルート(17巻)、問151から問159までが理珠ルート(18巻)、問160から問168が文乃ルート(19巻)、問169から問177があすみルート(20巻)、問178から問186が真冬先生ルート(21巻)となります。
話題③「ぼくたちは勉強ができない」の名言を3選でご紹介
「ぼくたちは勉強ができない」には作中にいくつか名言があります。以下、有名な名言をご紹介いたします。
名言
『できない奴をわかってやれる男になれ』
こちらは成幸の父が成幸に残した名言です。教育者であった父親がどのように生徒と向き合うのかがこの名言に込められております。
成幸はこんな父親によって育てられ最終的に父親と同じ教育者の道へと進みました。
なお、この名言をくみ取った成幸は自分の得意分野とは違う大学を選ぶ文乃や理珠を切り捨てる真冬先生に対して「俺はできない奴の味方ですから」という名言を放っております。
名言
『痛いのに痛くないふりされるのは寂しいです』
こちらはあゆみの彼氏のフリをしている時、見るからにケガを負ったのに平気そうなフリをするあすみに対して成幸が言ったセリフです。
強がる相手に寂しいと言う言葉で説得するこのセリフは成幸の人の好さがよく表れていますね。
名言
『勉強とは知りたいことを知るためにあるのでしょう? そこにそもそも才能や人の許可が関係あるのでしょうか? 向き不向きそんな他人の物差しなどクソくらえです』
こちらは理珠のセリフです。
理系分野への天才的な頭脳を持つ理珠ですが、文系を選ぶと言う彼女の想いがこのセリフに詰まっております。
ぼくたちは勉強ができない :完結?最終回(漫画・アニメ)・結末のファンの感想・考察をご紹介
可愛らしいヒロインに共感の持てる主人公、そして、ある意味でヒロインを誰も選ばないと言う選択をとったこの作品はジャンプの恋愛ラブコメの代表作の一つと言っても過言ではないでしょう。
登場するヒロインは誰もが魅力的でそれぞれが根強いファンを持つほど人気があるため、それぞれと結ばれるルートを描き、最後に誰も選ばないで終わると言うのはかなり良い方法ではないでしょうか。
近年だとニセコイで最後に選ばれたヒロインが賛否両論だったため、僕勉のようなマルチエンディングは画期的だと思います。
しかし、ルートに分かれるがために一つ一つの物語が短いのが少し残念ではあります。
また、アニメの方も人気が振るわず2期のうるかルートの匂わせで完結してしまったのもかなり残念です。
個人的にはかなり好きな作品なので、今後もアニメ続編やスピンオフ等あると非常にうれしいのですが、今のところは音沙汰はなくおそらく今後も期待できないでしょう。